「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ざら」は打消しの助動詞の未然形 ・「む」は推量の助動詞の終止形、または婉曲の助動詞の連体形 ・「もがな」は願望の終助詞 ③句切れ ・初句切れ、または句切れなし … “「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな」の解説”の続きを読む

「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「は」は係助詞 ・「て」は単純接続の接続助詞 ・「ぬれ」は完了の助動詞の已然形 ・「ど」は逆接の接続助詞 ・「こそ」は係助詞(已然形結び) ・「けれ」は詠嘆の助動 … “「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ」の解説”の続きを読む

「忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「じ」は打消意思の助動詞の終止形 ・「は」は係助詞 ・「ば」は順接確定条件(理由)の接続助詞 ・「もがな」は願望の終助詞 ③句切れ ・句切れなし ④現代語訳 いつ … “「忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな」の解説”の続きを読む

「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「つつ」は反復を表す接続助詞 ・「は」は係助詞 ・「かは」:「か」「は」はともに係助詞で、合わせると反語になる。 ③句切れ ・句切れなし ④現代語訳 あなたが来て … “「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」の解説”の続きを読む

「明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ぬれ」は完了の助動詞の已然形 ・「ば」は順接確定条件(偶然条件)の接続助詞 ・「は」は係助詞 ・「ながら」は逆接の接続助詞 ・「かな」は詠嘆の終助詞 ③句切れ ・句切れ … “「明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな」の解説”の続きを読む

「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「いふき」は「言ふ」と「伊吹」の掛詞 ・「伊吹のさしも草」は「さしも」を導く序詞 ・「おもひ」は「思ひ」と「火」の掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「だに」は類推の副助詞(さえ) ・「やは」:「や … “「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを」の解説”の続きを読む

「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「あふ」が「逢う」と「逢坂山」の掛詞 ・「さね」が「さ寝」と「さねかずら」の掛詞 ※「さ」は接頭語 ・「くる」が「繰る」と「来る」の掛詞 ※今回の「来る」は「行く」の意味 ②助動詞と助詞の文法的説明 … “「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」の解説”の続きを読む

「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「たび」は「度」と「旅」の掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「は」は係助詞 ・「も」は係助詞 ・「ず」は打消しの助動詞の終止形 ③句切れ ・二句切れ →「ず」は終止形 ④現代語訳 今度の旅は急いで … “「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに」の解説”の続きを読む

「月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ば」は順接確定条件(偶然条件)の接続助詞 ・「こそ」は係助詞 ・「に」は断定の助動詞の連用形 ・「は」は係助詞 ・「ね」は打消しの助動詞の已然形 ・「ど」は逆接 … “「月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど」の解説”の続きを読む

「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「からに」は「~するとすぐに」という意味の接続助詞 ・「ば」は順接確定条件(理由)の接続助詞 ・「らむ」は現在推量の助動詞の終止形 ③句切れ ・句切れなし ④現代 … “「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ」の解説”の続きを読む