「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「からに」は「~するとすぐに」という意味の接続助詞

・「ば」は順接確定条件(理由)の接続助詞

・「らむ」は現在推量の助動詞の終止形

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

山から風が吹きおろしてくると、たちまち秋の草や木がしおれてしまうので、なるほど山風のことを「荒らし」と言い、また、山と風の漢字を合わせて「嵐」となっているのだろう。