「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「し」は過去の助動詞の連体形 ・「より」は起点の格助詞(~から) ・「は」は係助詞 ③句切れ ・句切れなし ④現代語訳 明け方の月がそっけなく見えた別れから、私に … “「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」の解説”の続きを読む

「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ば」は順接仮定条件の接続助詞 ・「や」は疑問の係助詞(連体形結び) ・「む」は意志の助動詞の連体形 ・「る」は存続の助動詞の連体形 ③句切れ ・三切れ →「や~ … “「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」の解説”の続きを読む

「山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「かれ」は「離れ」と「枯れ」を掛けている。 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「は」は係助詞 ・「ぞ」は係助詞(連体形結び) ・「ける」は詠嘆の助動詞の連体形(係り結び) ・「も」は係助詞 ・「ぬ」は完 … “「山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば」の解説”の続きを読む

「みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「わきて」は「分きて」と「湧きて」の掛詞とする説もある。 ・「みかの原わきて流るる泉川」は「いつ見き」を導く序詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「て」は単純接続の接続助詞 ・「き」は過去の助動詞の終 … “「みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」の解説”の続きを読む

「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ば」は順接仮定条件の接続助詞 ・「なむ」は他者への願望の終助詞 ③句切れ ・句切れなし ④現代語訳 小倉山の峰の美しい紅葉の葉よ、もしお前に心があるならば、どう … “「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」の解説”の続きを読む

百人一首の解釈

以下の和歌の①枕詞・序詞・掛詞を指摘し、②助動詞と助詞を文法的に説明し、③何句切れかを答え、④現代語訳をせよ(リンク先に答えと解説があります) ※文法事項や和歌の修辞法についてはこちらを参照してください→古文文法のすべて … “百人一首の解釈”の続きを読む

「ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「しのぶ」が「しのぶ草」と「偲ぶ」を掛けた掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「や」は詠嘆の間投助詞(訳さない) ・「けり」は詠嘆の助動詞の終止形 ・「なり」は断定の助動詞の連用形 ③句切れ ・句切 … “「ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」の解説”の続きを読む

「人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「も」は係助詞 ③句切れ ・初・二句切れ →「をし」はシク活用の形容詞「愛し」の終止形 ④現代語訳 人というものがいとおしくも思われる。また、恨めしくも思われる。 … “「人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は」の解説”の続きを読む

「風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「なら」は木の名前である「楢」と「ならの小川」の掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ぞ」は係助詞 ・「なり」は断定の助動詞の連用形 ・「ける」は詠嘆の助動詞の連体形(係り結び) ③句切れ ・句切れ … “「風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける」の解説”の続きを読む

「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「まつ」は「待つ」と「松帆」の掛詞 ・「まつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の」は「こがれ」を導く序詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ぬ」は打消しの助動詞の連体形 ・「や」は詠嘆の間投助詞(訳さない) … “「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」の解説”の続きを読む