「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「む」は意志の助動詞の終止形 ・「し」は過去の助動詞の連体形 ・「ばかり」は限定の副助詞 ・「つる」は完了の助動詞の連体形 ・「かな」は詠嘆の終助詞 ③句切れ ・ … “「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」の解説”の続きを読む

「わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「みをつくし」に「澪標」と「身を尽くし」が掛けられている ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ぬれ」は完了の助動詞の已然形 ・「ば」は順接確定条件(理由)の接続助詞 ・「なる」は存在の助動詞の連体形 ・ … “「わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ」の解説”の続きを読む

「難波潟 短き葦の ふしの間も 逢はでこのよを 過ぐしてよとや」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「難波潟短き葦の」が「ふしの間」を導く序詞 ・「ふし」が葦の「節」と時間と言う意味の「節」を掛けている ・「よ」は葦の「節(よ)」と世間や人生といった意味の「世」を掛けている ②助動詞と助詞の文法的 … “「難波潟 短き葦の ふしの間も 逢はでこのよを 過ぐしてよとや」の解説”の続きを読む

「住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「住の江の 岸に寄る波」が「よる」を導く序詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「さへ」は副助詞。「~までも」と訳す ・「や」は疑問の係助詞 ・「らむ」は現在推量(現在の理由の推量)の助動詞の連体形(係 … “「住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ」の解説”の続きを読む

「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「ちはやふる」が「神」を導く枕詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「も」は係助詞 ・「ず」は打消しの助動詞の終止形 ・「とは」は、格助詞「と」+係助詞「は」 ③句切れ ・二句切れ →「ず」が終止形 ④ … “「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」の解説”の続きを読む

「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「いなば」は「往なば」と「因幡」を掛けている ・「まつ」が「松」と「待つ」を掛けている ・「いなばの山の嶺におふる」が「まつ」を導く序詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「し」は副助詞(訳さない) ・ … “「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む」の解説”の続きを読む

「君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「て」は接続助詞 ・「は」は係助詞 ・「つつ」は反復や継続を表す接続助詞 ③句切れ ・句切れなし ③現代語訳 あなたのために春の野に出て若菜を摘んでいましたが、春 … “「君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ」の解説”の続きを読む

「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「陸奥のしのぶもぢずり」が「乱れ」を導く序詞 ・「そめ」は「染め」と「初め」の掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「にし」は「に」が完了の助動詞の連用形、「し」は過去の助動詞の連体形 ・「なら」は断 … “「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」の解説”の続きを読む

「筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・「筑波嶺の みねより落つる みなの川」が「恋ぞつもりて」を導く序詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「より」は格助詞 ・「ぞ」は係助詞 ・「て」は接続助詞 ・「なり」はラ変動詞の連用形 ・「ぬる」は完 … “「筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」の解説”の続きを読む

「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「つ」は「の」の意味の格助詞 ・「む」は意志の助動詞の終止形 ③句切れ ・三句切れ →「吹きとぢよ」が命令形 ④現代語訳 空を吹く風よ、雲の中にあるという天女が通 … “「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」の解説”の続きを読む