「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「つ」は「の」の意味の格助詞

・「む」は意志の助動詞の終止形

③句切れ

・三句切れ

→「吹きとぢよ」が命令形

④現代語訳

空を吹く風よ、雲の中にあるという天女が通る道を吹いて閉ざしてくれ。舞を終えて天に帰っていく天女たちのように美しい舞姫たちの姿を、しばらくここに引き留めておきたいのだ。