漢文における第5文型 SVS’V'(SVOC)
①Vには主に知覚動詞や使役動詞などが来ます。 ②SVOCのOとCの関係は、主語述語の関係となりますが、漢字には格による語形の変化がないので、SVOCであっても、SVS’V’と見えます。 【例】 夜 … “漢文における第5文型 SVS’V'(SVOC)”の続きを読む
①Vには主に知覚動詞や使役動詞などが来ます。 ②SVOCのOとCの関係は、主語述語の関係となりますが、漢字には格による語形の変化がないので、SVOCであっても、SVS’V’と見えます。 【例】 夜 … “漢文における第5文型 SVS’V'(SVOC)”の続きを読む
①Vは他動詞(目的語を必要とする動詞) ②他動詞には返り点が打たれます。なぜなら、英語や漢文はSVO1O2の語順でも、日本語は「SはO1にO2をVする」の語順となるからです。 ③目的語の前に、目的格を表す前置詞(於・以な … “漢文における第4文型 SVOO”の続きを読む
①Vは他動詞(目的語を必要とする動詞) ②他動詞には返り点が打たれます。なぜなら、英語や漢文はSVOの語順でも、日本語は「SはOをVする」の語順となるからです。 ③目的語の前に、目的格(~を)を表す前置詞(於・以など)が … “漢文における第3文型 SVO”の続きを読む
①漢文における第2文型は、 ⅰ)S 是 C ⅱ)S 非 C です。ⅰ)が肯定文で、ⅱ)が否定文です。 「是」はbe動詞に相当する漢字で、「非」はbe not に相当します。 ただし、「是」は基本的に省略されるので、文の要 … “漢文における第2文型 S(V)C”の続きを読む
①語順変化が起きやすい →強調、バランス、リズム、対句などによる倒置 ※特にバランスやリズムを重視する傾向が強く、そのための語順変化を厭わない。 【例】 「陥子之楯以子之矛」よりは「以子之矛陥子之楯」の方が好まれる。 → … “漢文文法の特徴”の続きを読む
訓読(書き下し文)とは、漢文を古文の時代の人が和訳したもののことです。つまり、昔の日本人が漢文をどのように読んだかが、訓読(送り仮名や返り点)に表れているのです。 古文の時代の人が、古文文法の知識だけで(英文法の知識がな … “訓読(書き下し文)は漢文の「古文和訳」である”の続きを読む
まず、「句形=漢文文法」ではありません。 句形とは構文であり、文法要素を含む例文のことです。 そうなると「漢文文法」とは何でしょうか? もちろん、漢文は「文」であるので、文法が存在します(そもそも文法が存在しない「文」は … “「漢文文法」とは何か?”の続きを読む
①枕詞・序詞・掛詞 ・「しのぶ」が「しのぶ草」と「偲ぶ」を掛けた掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「や」は詠嘆の間投助詞(訳さない) ・「けり」は詠嘆の助動詞の終止形 ・「なり」は断定の助動詞の連用形 ③句切れ ・句切 … “「ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」の解説”の続きを読む
①枕詞・序詞・掛詞 ・なし ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「も」は係助詞 ③句切れ ・初・二句切れ →「をし」はシク活用の形容詞「愛し」の終止形 ④現代語訳 人というものがいとおしくも思われる。また、恨めしくも思われる。 … “「人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は」の解説”の続きを読む
①枕詞・序詞・掛詞 ・「なら」は木の名前である「楢」と「ならの小川」の掛詞 ②助動詞と助詞の文法的説明 ・「ぞ」は係助詞 ・「なり」は断定の助動詞の連用形 ・「ける」は詠嘆の助動詞の連体形(係り結び) ③句切れ ・句切れ … “「風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける」の解説”の続きを読む