テスト(定期試験、模試、単語テスト、小テストなど)を活用しよう、テストはただ受けるだけに意味はありません。

☆模試の勉強法についてはこちらで詳しく解説しています→模試を最大限活用するために(ただ模試を受けるだけに意味はありません。記述模試・マーク模試・大学別模試の活用の仕方)

(1)テストは入試本番までの過程にすぎない

ここでいうテストとは、定期試験や模試あるいは単語テストや小テストなど、入試を除いた、試験やテストと名のついたものすべてを指します。

これらを効率よく活用するために意識しておかないといけないことは、こういったテストは「入試本番までの過程にすぎない」ということです。

つまりテストを受けること自体に大して意味はなく、テストの点数が良かろうが悪かろうがそれを入試のために活用できなければ意味がないということになります。

(2)復習をしよう

では、どのようにこれらのテストを活用すればよいかというと、それは「できなかったことや解き直したい問題などを復習すること」これにつきます。

分からなかった単語や言葉あるいは公式などは、整理して覚え直しましょう。

間違えた問題や復習したい問題は、解き直しましょう。最低3回は解き直してください。

ただし、すべての問題を復習するのが理想的ではありますが、現実的には時間が足りないことがあると思います。そういった場合は、復習する問題を選びましょう。

  1. 全く解けなかった問題
  2. 応用問題

これらはとばしても構いません。基本問題や現時点で解けていないといけない問題などを優先的に復習するようにしましょう。

※全くできなかったものは分析せずにとばしてもよいです。そもそも全くできない状況でテストを受けたのが間違いです。学習計画に問題があるので、そちらの改善を行いましょう。詳しくはこちら→学習計画の王道

(3)点数について

入試以外のテストはすべて過程なので、点数や偏差値で一喜一憂してもあまり意味はありません。

ただ点数から分かることもあるので、それらをまとめておきます。もちろんテストの種類や難易度によってどの点数が基準になるかは変わると思うので、以下の数字は参考程度に考えておいてください。

①59点以下つまり平均点以下の場合

この場合はそもそも勉強量が足りていません。もう少し言うと、テスト範囲となっているものの周回ができていません。

おそらくこういった点数を取っている人は、ほとんど問題の解き直しをしていないと思います。1回解いただけで出来るようになれば苦労はしないのですが、そうはいかないと思います。

また、「授業で解いたから」という人もいますが、自分で解けるようになっていなければ意味がありません。

このような点数を取っている人は、まず「自分でできるようになるまで周回をするのが勉強の基本である」ということを理解し、テストまでにテスト範囲の周回ができるように、学習計画を立ててから勉強するようにしてください。

☆参考:成績が伸びない理由、テストで点が取れない理由

②60点から79点の場合

平均点よりちょっと高い点数の人は、おそらく2周くらいまでは周回ができていると思うのでもうさらに1、2周してみましょう。

テストというものは入試も含めて出題範囲が決まっています。その範囲が完璧になるまでには、やはり3、4周の周回は必要だと思うので、もうあと1、2周できるように学習計画を練り直してください。

自分でできるようになるために復習しよう、復習のタイミングと管理の仕方

③80点以上の場合

高得点を取れている人は勉強量や勉強のやり方に問題はないので、この調子で次のテスト、あるいは入試まで頑張っていきましょう。


テストの点数に対する評価は大きくこの3つに分類され、逆にこれ以上の評価は必要ないと思います。やはり、点数がどうだったかよりも「できなかったものを次にできるようになるためにはどう復習するか」の方が重要です。

また、模試についても高校3年生の夏ぐらいまでは、偏差値や志望校の判定などはあまり気にしなくても良いと思います。そういったものに一喜一憂するよりは「今何ができてなくて、次にできるようにするためにはどうすればよいか」を考える方が有意義であると思います。

☆模試の勉強法についてはこちらで詳しく解説しています→模試を最大限活用するために(ただ模試を受けるだけに意味はありません。記述模試・マーク模試・大学別模試の活用の仕方)


~参考~

【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!

教科別勉強法(英語・数学・国語・理科・社会・小論文)

解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)

大学受験で成功するための目的意識

目的意識を持とう、勉強の目的は「自分でできるようになること」です。

正しい努力をしないと徒労となってしまう(どういった勉強法が徒労となっていしまうのか、正しい努力をするための根本的な考え方)

「なぜ」と「なに」をとことん調べよう

「授業を受けるだけ」に意味はありません。授業は活用することで初めて意味を持ちます。

テスト(定期試験、模試、単語テスト、小テストなど)を活用しよう、テストはただ受けるだけに意味はありません。

問題集の周回こそ勉強です。数学・理科の勉強法の基本は問題集の周回です。

宿題を活用しよう、宿題を提出すること自体に意味はありません。

長文系(英語長文、現代文、古文、漢文)の勉強法、「ただ読んで終わり」としないようにしましょう!

なぜ勉強をするのか

勉強をする理由は「いい会社に就職するため」ではない

大学受験で成功するためにやるべきこと一覧

(1)大学受験で成功するための勉強量

(2)大学受験で成功するための生活習慣

(3)大学受験で成功するための目的意識

(4)学習計画の王道

(5)勉強法の王道

(6)思考力

(7)大学受験で成功するための課外活動(部活)

(8)大学受験で成功するための精神力