「逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「し」は副助詞(訳さない)

・「は」は係助詞

・「も」は係助詞

・「ざら」は打消しの助動詞の未然形

・「まし」は反実仮想の助動詞の終止形(「逢うことの絶えてしなくは」を条件節とする)

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

もしあなたと会うことが全くなかったのならば、むしろ、あなたのつれなさも、はかないわたしの身の運命も、こんなに恨むことはなかったでしょうに。