「逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「て」は単純接続の接続助詞

・「ば」は順接確定条件(偶然条件)の接続助詞

・「は」は係助詞

・「ざり」は打消しの助動詞の連用形

・「けり」は詠嘆の助動詞の終止形

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

あなたとの逢瀬の後のこの恋しい心にくらべると、お逢いする前のもの思いなど、何も思っていなかったのと同じようなものだなあ。