どのような試験でも、その試験を本気で突破したいのであれば、まず時間配分と問題を解く順番を決めましょう。
これらを決めずに試験を受けても、時間が足りなくなる可能性が高いです。
たまに、時間配分や問題を解く順番を決めずに試験に臨もうとする人がいるのですが、そういった人は合格する気がないとしか思えません。なぜなら、たいていの試験は、問題の構成・出題傾向・試験時間などは事前に、ある程度分かっています。それなのに、その準備をしてこないということは、その試験に本気で合格しようとしていないと見なされても仕方がないでしょう。
(1)時間配分の決め方
細かい時間配分は、実際に(過去問などで)自分で試してみながら調整していくべきです。ここでは、基本的な考え方だけまとめます。
- 問題数
- 配点
- 難易度
- 得意不得意
これらが時間を決める要素になります。
まずは、単純に①問題数で試験時間を割ってみるといいでしょう。それを基準に②配点が高いもの、③難易度が高いもの、④苦手なものになるべく多くの時間を割けるように、②配点が低いもの、③簡単なもの、④得意なものの時間を減らしていきます。
また、できれば5~10分程度時間に余裕を持って解き切るように設定したほうがよいです。この余った時間は、実際の試験で解き切れなかった問題に当てたり、見直しに使ったりするようにしましょう。
(2)問題の解く順番の決め方
こちらも、実際に(過去問などで)自分で試してみながら調整していくべきです。
ただし、1つ試験の鉄則があり、
「短い時間で解けるもの、簡単なもの、確実に点数が取れるものはなるべく先に終わらせる」
これは、なるべく守るようにしましょう。この鉄則を言い換えると、
「時間がかかるもの、難しいもの、点数が取れるかどうか分からないものはなるべく後に解く」
ということになります。
この理由は、後者にばかり時間をかけてしまうと、前者にかける時間がなくなってしまい、結果、できるものもできなくなってしまう可能性があるからです。
試験においては、できるかどうか分からないものにチャレンジするより、できるものを確実にできるようにする方が点数が安定して高くなります。
(3)繰り返し試してみて、改善しながら身につけよう
とりあえず時間配分と解く順番を決めたら、あとは繰り返し過去問などで試してみながら、自分にとってのベストな時間配分と解く順番を見つけていきましょう。
自分で設定した時間内に解き切れるか試してみて、できなければ、なぜできないのか、あるいは、設定時間を変更する必要はないのか、を考えます。
これが、模試や過去問に取り組む1つの目的です。
試行錯誤を繰り返すこと、これが受験勉強を突破するための鍵となります。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
コンテンツ別勉強法
⑤宿題
・時間配分と問題を解く順番を決めることが、試験突破の第一歩!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(3)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力