受身形を文法的に考える(漢文文法)
①被・見:受身を表す助動詞。「る・らる」と訓読する。 ②S為S’所V’:「Sは、S’がV’するところとなる」と訓読する。 →「所」は関係詞として働いている。つまり「S … “受身形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
①被・見:受身を表す助動詞。「る・らる」と訓読する。 ②S為S’所V’:「Sは、S’がV’するところとなる」と訓読する。 →「所」は関係詞として働いている。つまり「S … “受身形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
①使・令・教・遣:「~ヲシテ……シム」と訓読する。 →すべて第5文型を作る使役の動詞である。しかし、古文には、使役の動詞がないので、使役の助動詞「しむ」で表現することになる。 ※参考:第5文型 SVOC(SVS̵ … “使役形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
①耳=而=爾=已:全て「のみ」と訓読する。 →「已」は元々finishの意味の動詞であり、「而」は順接・逆接どちらも表せる接続詞。 ※参考:接続詞 →よって、「而已」は「そして、これで終わり」という意味になり、「のみ」と … “限定形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
①如・若:「もシ~バ」と訓読する。「如」「若」は本来動詞であるが、解釈上は接続詞と考えてもよい。 →「如」「若」は「従う」という意味で、「如(若)S’+V’、S+V」は「S’V’が起きるに従って、SVとなる」 … “仮定形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
①等位接続詞 →等位接続詞は、順接・逆接の両方の意味を持っている。 ※参考:漢文文法における接続詞 ②「何」:5W1H の全ての疑問を表すことができる。つまり、文脈によって意味を変えることができる。 ※参考:疑問・反語形 … “1つの漢字が様々な意味になる(漢文文法)”の続きを読む
①「何」は英語でいうところの5W1Hの全ての疑問を表すことができる。つまり、文脈によって品詞と意味が変わる。 【例】 何憂 →「何」は他動詞「憂」の目的語なので名詞。SVOの第3文型だが主語が省略され、倒置がおきてOVの … “疑問・反語形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
①是何楚人之多也(是れ何ぞ楚人の多きや) ・是何:It is what→(英語の語順では)what is it →是(it)は形式主語の働きをしている。 ・楚人之多:「之」は前後をつないで名詞句や名詞節をつくる働きをして … “詠嘆形を文法的に考える(漢文文法)”の続きを読む
☆動画による解説はこちら→「何如(いかん)」と「如何(いかんセン)」の意味の違いは文法的に考えると簡単に理解できる (1)漢文で、よく混同してしまう「何如」と「如何」について説明します。 何如(いかん):どうであるか、ど … “「何如(いかん)」と「如何(いかんセン)」の違いの文法的説明(漢文文法)”の続きを読む
。「」!? といった記号は漢文(中国語)には存在しません。 入試問題などでこれらの記号がついているのは、出題者が読みやすくするためにわざわざつけたのです。 では、当時の人は漢文をこれらの記号に相当するものなしで読んだので … “記号を表す漢字(漢文文法)”の続きを読む
漢文において「有」は、英語のthere is構文を作ります。 つまり、 副詞+有+S の語順となります。「有」は動詞なので、第1文型の倒置となっています。 ※英語は、「There is S (場所を表す副詞句)」となり、 … “「有」「無」の語法(漢文文法)”の続きを読む