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① 「三笠の山に出でし月かも」の「し」を説明せよ。
→過去の助動詞「き」の連体形
※過去の助動詞は連用形接続(「出で」は下二段動詞「出づ」の連用形)。
※体言(名詞)に活用語を接続させるときは、その活用語は連体形にする。
② 「花をし見れば物思ひもなし」の「し」を説明せよ。
→副助詞「し」
※省いても文意が通じる。
※副助詞の「し」は強意の働きをするが、現代語には訳すことができない。
③ 「心して、あやまちすな」の「し」を説明せよ。
→サ変動詞「心す」の連用形活用語尾
※「心す」で一語で、連用形が「心し」。接続助詞「て」は連用形接続。
※活用語尾とは、活用によって変化する部分のこと。活用によって変化しない部分は、語幹という。例えば、「心す」は、「心せ、心し、心す、心する、心すれ、心せよ」と活用するので、語幹が「心」で、活用語尾が「す」になる。
④ 「昨日こそ早苗とりしか」の「しか」を説明せよ。
→過去の助動詞「き」の已然形
※過去の助動詞は連用形接続(「とり」は四段動詞「とる」の連用形)。
※係り結び(「こそ」は已然形結び)
⑤ 「父はいかになりしか」の「しか」を説明せよ。
→過去の助動詞「き」の連体形+疑問の係助詞「か」
※過去の助動詞は連用形接続(「なり」は四段動詞「なる」の連用形)。
※係助詞「か」は文末で用いることもある。その場合、係り結びはしない。
⑥ 「今さらに何しか思はむ」の「しか」を説明せよ。
→副助詞「し」+疑問・反語の係助詞「か」
※副助詞「し」は省いても文意が通じる。
※係助詞「か」は連体形結び(「む」は連体形)
※疑問の場合「今さら何を思いましょうか」、反語の場合「今さら何を思いましょうか、いや、何も思いません」といった現代語訳になる。
⑦ 「宮はしかのたまはせたり」の「しか」を説明せよ。
→副詞
※「しか(然)」で一語。「そのように」の意味。
⑧ 「こころよげに笑はせたまふ」の「せ」を説明せよ。
→尊敬の助動詞「す」の連用形
※使役・尊敬の助動詞は未然形接続(「笑は」は四段動詞「笑ふ」の未然形)。後ろが用言(「たまふ」)。
※使役・尊敬の助動詞「す・さす・しむ」が尊敬の意味になるときは、必ず下に尊敬語を伴う。「せたまふ」など「す」「さす」「いむ」+尊敬語の形を二重敬語(最高敬語)といい、とても強い敬意を表す。
⑨ 「照りもせず曇りもはてぬ月」の「せ」を説明せよ。
→サ変動詞「す」の未然形
※打消の助動詞「ず」は未然形接続。
⑩ 「雨降りせばうれしからまし」の「せ」を説明せよ。
→過去の助動詞「き」の未然形
※接続助詞「ば」は未然形接続と已然形接続の2つの可能性があり、今回は未然形接続(順接仮定条件)。「……せば~まし」で反実仮想(もし……ならば~なのに)の構文。「き」の未然形はこの構文のときのみ使う。
⑪ 「姿は闇に消え失せにけり」の「せ」を説明せよ。
→下二段動詞「失す」の連用形活用語尾
※「失す」で一語、連用形が「失せ」。完了・強意の助動詞「ぬ」は連用形接続。
⑫ 「勝者の態度は堂々たり」の「たり」を説明せよ。
→形容動詞「堂々たり」の終止形活用語尾
※「堂々たり」で一語。
⑬ 「小次郎、敗れたり」の「たり」を説明せよ。
→完了の助動詞「たり」の終止形
※完了・存続の助動詞「たり」は連用形接続。「敗れ」は下二段動詞「敗る」の連用形。
⑭ 「君、君たり、臣、臣たり」の「たり」を説明せよ。
→断定の助動詞「たり」の終止形
※断定の助動詞「たり」は体言に接続。断定の助動詞「たり」は「なり」とだいたい同じ意味になるが、「なり」のように連体形に接続することはない。
⑮ 「鳥啼きて山いよよ静かなり」の「て」を説明せよ。
→接続助詞「て」
※接続助詞「て」は連用形接続。「啼き」は四段動詞「啼く」の連用形。
※接続助詞「て」は、単純接続(~て)・順接(~ので)・逆接(~のに)など様々な関係で前後の文をつなぐ。
⑯ 「風すさまじう吹きてけり」の「て」を説明せよ。
→完了の助動詞「つ」の連用形
※完了・強意の助動詞「つ」は連用形接続。「吹き」は四段動詞「吹く」の連用形。完了の助動詞「つ」「ぬ」は、下に過去の助動詞を伴うことがよくある。「てけり」「にけり」「てき」「にき」は「~してしまった」と訳す。過去の助動詞は連用形接続。
⑰ 「一夜待てど、音づれもなし」の「て」を説明せよ。
→四段動詞「待つ」の已然形活用語尾
※「待つ」で一語、已然形が「待て」。逆接確定条件(~けれども)の接続助詞「ど」は已然形接続。
⑱ 「竹を切りて花筒としたり」の「と」を説明せよ。
→格助詞「と」
※格助詞は連体形または体言に接続。現代語の「と」と同じように訳す。
⑲ 「行列は粛然と進みゆきぬ」の「と」を説明せよ。
→形容動詞「粛然たり」の連用形活用語尾
※「粛然たり」で一語、連用形が「粛然と」。後ろが用言(「進み」)。
※用言(動詞・形容詞・形容動詞)に活用語を接続させるときは、連用形にする。
⑳ 「釈迦は長者の子とありき」の「と」を説明せよ。
→断定の助動詞「たり」の連用形
※断定の助動詞「たり」は体言に接続。断定の助動詞「たり」の連用形「と」を使うときは、下に「あり」「侍り」「候ふ」「おはす」を伴う。
21 「はらはらと落葉降る」の「と」を説明せよ。
→副詞「はらはらと」の一部
※「はらはらと」で一語。
※副詞は活用語ではないので、「活用語尾」とは言わない。
22 「花、白雪かとも見ゆ」の「とも」を説明せよ。
→格助詞「と」+係助詞「も」
※「花、白雪か」が会話文になっている(名詞節とみなす)。格助詞は連体形または体言に接続。「~と思う」や「~と言う」の「と」と同じ。
※係助詞「も」は係り結びをしない係助詞。そのまま「も」で訳してみて不自然であれば、現代語訳しなくてよい。
23 「弱敵たりとも侮るなかれ」の「とも」を説明せよ。
→逆接仮定条件の接続助詞「とも」
※逆接仮定条件(たとえ~であっても)の接続助詞「とも」は終止形接続。接続助詞は2つの文をつなぐ働きをする。
24 「花散りなば、山を下らむ」の「な」を説明せよ。
→完了の助動詞「ぬ」の未然形
※完了・強意の助動詞「ぬ」は連用形接続。「散り」は四段動詞「散る」の連用形。接続助詞「ば」は未然形接続または已然形接続、今回は未然形接続(順接仮定条件)。
25 「あなかしこ、人に聞かすな」の「な」を説明せよ。
→禁止の終助詞「な」
※終助詞は文末に使う。「~するな」という禁止の意味を表す。
26 「花の色はうつりにけりな」の「な」を説明せよ。
→詠嘆の終助詞「な」
※終助詞は文末に使う。「~なあ」という詠嘆の意味を表す。
27 「春の鳥な鳴きそ鳴きそ」の「な」を説明せよ。
→禁止の副詞「な」
※「な~そ」の形を要求する。「な~そ」は「~してくれるな」という禁止の意味になる(禁止の終助詞「な」よりは意味がやわらかくなる)。
※「そ」は禁止の終助詞。
28 「母なむ宮なりける」の「なむ」を説明せよ。
→係助詞「なむ」
※文末が連体形(係り結び)。
29 「桜花咲かば咲かなむ」の「なむ」を説明せよ。
→他者への願望の終助詞「なむ」
※願望の終助詞「なむ」は未然形接続。「咲か」は四段動詞「咲く」の未然形。他者への願望は「~してほしい」と訳す。
30 「春さらば花も咲きなむ」の「なむ」を説明せよ。
→強意の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」の終止形
※完了・強意の助動詞「ぬ」は連用形接続。「咲き」は四段動詞「咲く」の連用形。完了・強意の助動詞「つ」「ぬ」は下に推量の助動詞を伴えば強意となる。「てむ・なむ・つべし・ぬべし・つらむ・ぬらむ・てまし・なまし」は「つ」「に」が強意になるパターンとして覚えよう。
31 「日暮れぬ。とく去なむ」の「なむ」を説明せよ。
→ナ変動詞「去ぬ」の未然形活用語尾+意志の助動詞「む」の終止形
※「去ぬ」で一語、未然形は「去な」。推量の助動詞「む」は未然形接続。「む」は主語が一人称のときは意志(~しよう)の意味になりやすい。
32 「雲散りて月明らかなり」の「なり」を説明せよ。
→形容動詞「明らかなり」の終止形活用語尾
※「明らかなり」で一語。形容動詞のナリ活用は「~げなり」「~かなり」「~やかなり」「~らかなり」の形になりやすい。
33 「人まつ虫の声すなり」の「なり」を説明せよ。
→推定の助動詞「なり」の終止形
※伝聞・推定の助動詞「なり」は終止形接続(ラ変には連体形接続)。「す」はサ変動詞「す」の終止形。その場で音を聞いているときは推定(~ようだ)、人づてに聞いているときは伝聞(~そうだ、~という)の意味になる。
34 「日記を書かむとするなり」の「なり」を説明せよ。
→断定の助動詞「なり」の終止形
※断定の助動詞「なり」は体言または連体形接続。「する」はサ変動詞「す」の連体形。
35 「この年如月にみまかりぬ」の「に」を説明せよ。
→格助詞「に」
※格助詞は連体形または体言に接続。現代語の「に」と同じように訳す。
36 「遠く訪ひしに留守なりき」の「に」を説明せよ。
→逆接確定条件の接続助詞
※接続助詞の「に」は連体形接続。「し」は過去の助動詞「き」の連体形。接続助詞の「に」は順接確定条件(~ので)、逆接確定条件(~のに)、単純接続(~すると)の3つの意味がある。
37 「そはいみじき笛にさうらふ」の「に」を説明せよ。
→断定の助動詞「なり」の連用形
※断定の助動詞「なり」は体言または連体形に接続。断定の助動詞「なり」の連用形「に」を使うときは、下に「あり」「侍り」「候ふ」「おはす」を伴う。
38 「高砂の尾上の桜咲きにけり」の「に」を説明せよ。
→完了の助動詞「ぬ」の連用形
※完了・強意の助動詞「ぬ」連用形接続。「咲き」は四段動詞「咲く」の連用形。下に過去の助動詞がある。完了の助動詞「つ」「ぬ」は、下に過去の助動詞を伴うことがよくある。「てけり」「にけり」「てき」「にき」は「~してしまった」と訳す。過去の助動詞は連用形接続。
39 「心静かに念仏を唱ふ」の「に」を説明せよ。
→形容動詞「心静かなり」の連用形活用語尾
※「心静かなり」で一語、連用形が「心静かに」。形容動詞のナリ活用は「~げなり」「~かなり」「~やかなり」「~らかなり」の形になりやすい。
40 「無常の風たちまちに至る」の「に」を説明せよ。
→副詞「たちまちに」の一部
※「たちまちに」で一語。
※副詞は活用語ではないので、「活用語尾」とは言わない。
41 「海辺にて貝を拾ふ」の「にて」を説明せよ。
→格助詞「にて」
※格助詞は体言または連体形に接続。「にて」で一語。時・場所・手段などを示し、「~で」と訳す。
42 「かの者はわが父にて候ふ」の「にて」を説明せよ。
→断定の助動詞「なり」の連用形+接続助詞「て」
※断定の助動詞「なり」は体言または連体形に接続。断定の助動詞「なり」の連用形「に」を使うときは、下に「あり」「侍り」「候ふ」「おはす」を伴う。「に」と「あり」の間に係助詞や接続助詞が入っていても、このルールは適用される。接続助詞「て」は連用形接続。
43 「兄は昨年死にてけり」の「にて」を説明せよ。
→ナ変動詞「死ぬ」の連用形活用語尾+完了の助動詞「つ」の連用形
※「死ぬ」で一語、連用形が「死に」。完了の助動詞「つ」「ぬ」は、下に過去の助動詞を伴うことがよくある。「てけり」「にけり」「てき」「にき」は「~してしまった」と訳す。過去の助動詞は連用形接続。
※「昨年」や「去年」は「こぞ」と読む。
44 「風と共に去りぬ」の「ぬ」を説明せよ。
→完了の助動詞「ぬ」の終止形
※完了・強意の助動詞「ぬ」は連用形接続。「去り」は四段動詞「去る」の連用形。
45 「年月は人を待たぬものぞ」の「ぬ」を説明せよ。
→打消の助動詞「ず」の連体形
※打消の助動詞「ず」は未然形接続。「待た」は四段動詞「待つ」の未然形。下に体言が接続している。
46 「色こそ見えね」の「ね」を説明せよ。
→打消の助動詞「ず」の已然形
※打消の助動詞「ず」は未然形接続。「見え」は下二段動詞「見ゆ」の未然形。係り結びが起きている(「こそ」は已然形結び)。
47 「夜ふけぬ。とく去りね」の「ね」を説明せよ。
→強意の助動詞「ぬ」の命令形
※完了・強意の助動詞「ぬ」は連用形接続。「去り」は四段動詞「去る」の連用形。完了・強意の助動詞「つ」「ぬ」は、命令形のときは強意の意味になる(「~してしまえ」と訳す)。
48 「紅葉すればや照りまさるらむ」の「ばや」を説明せよ。
→順接確定条件の接続助詞「ば」+疑問の係助詞「や」
※接続助詞「ば」は未然形接続か已然形接続、今回は已然形接続(順接確定条件)。順接確定条件の接続助詞「ば」は、原因(~ので)、偶然条件(~すると)、恒常条件(~するといつも)の3つの意味がある。係助詞「や」は連体形結び(「らむ」は連体形)。
49 「心あてに折らばや折らむ」の「ばや」を説明せよ。
→順接仮定条件の接続助詞「ば」+疑問の係助詞「や」
※接続助詞「ば」は未然形接続か已然形接続、今回は未然形接続(順接仮定条件)。順接仮定条件の接続助詞「ば」は、「もし~ならば」と訳す。係助詞「や」は連体形結び(「む」は連体形)。
50 「和歌ひとつよまばや」の「ばや」を説明せよ。
→自己の願望の終助詞
※願望の終助詞は未然形接続。「よま」は四段動詞「よむ」の未然形。終助詞は文末に使う。自己への願望は「~したい」と訳す。
51 「竜田川紅葉乱れて流るめり」の「めり」を説明せよ。
→推定の助動詞「めり」の終止形
※推定の助動詞「めり」は終止形接続(ラ変には連体形接続)。「流る」は下二段動詞「流る」の終止形。
52 「幼くして漢籍を読めり」の「めり」を説明せよ。
→四段動詞「読む」の已然形活用語尾+完了の助動詞「り」の終止形
※「読む」で一語、「読め」は已然形。完了・存続の助動詞「り」はサ変には未然形、四段には已然形に接続(「サミシイ」という語呂合わせで覚える)。サ変には未然形、四段には已然形に接続するということは、「e」の音に接続するということ(「読め」の「め」は「e」の音になっている)。
53 「峯の白雪もとけぬらむ」の「らむ」を説明せよ。
→現在推量の助動詞「らむ」の終止形
※現在推量の助動詞「らむ」は終止形接続(ラ変には連体形接続)。「ぬ」は強意の助動詞「ぬ」の終止形。終止形接続(ラ変には連体形接続)ということは、「ーu」の音に接続するということ(「ぬ」は「u」の音になっている)。完了・強意の助動詞「つ」「ぬ」は下に推量の助動詞を伴えば強意となる。「てむ・なむ・つべし・ぬべし・つらむ・ぬらむ・てまし・なまし」は「つ」「ぬ」が強意になるパターンとして覚えよう。
54 「心知れらむ人に見せばや」の「らむ」を説明せよ。
→存続の助動詞「り」の未然形+婉曲の助動詞「む」の連体形
※完了・存続の助動詞「り」はサ変には未然形、四段には已然形接続(「サミシイ」という語呂合わせで覚える)。サ変には未然形、四段には已然形に接続するということは、「ーe」の音に接続するということ(「知れ」の「れ」は「e」の音になっている)。
※完了・存続の助動詞「り」は下に体言がくれば、存続(~している)の意味になりやすい(必ずそうなるわけではないので注意)。
※推量の助動詞「む」は未然形接続で、下に体言がつけば婉曲(~のような)の意味になる。
55 「いかで情けあらむ人もがな」の「らむ」を説明せよ。
→ラ変動詞「あり」の未然形活用語尾+婉曲の助動詞「む」の連体形
※「あら」で一語。
※推量の助動詞「む」は未然形接続で、下に体言がつけば婉曲(~のような)の意味になる。
56 「雨降れば水まさるならむ」の「らむ」を説明せよ。
→断定の助動詞「なり」の未然形の一部+推量の助動詞「む」の終止形
※断定の助動詞「なり」は体言または連体形接続(「まさる」は四段動詞「まさる」の連体形)。
※「なら」で一語。
※推量の助動詞「む」は未然形接続。
57 「筆を取れば物書かる」の「る」を説明せよ。
→自発の助動詞「る」の終止形
※受身・尊敬・可能・自発の助動詞「る」「らる」は未然形接続。特に「る」は「ーa」の音に接続(「書か」の「か」が「a」の音になっている)。
※自発は「自然と~する」と訳す。
58 「花の散るをなげきてよめる歌」の「る」を説明せよ。
→完了の助動詞「り」の連体形
※完了・存続の助動詞「り」はサ変には未然形、四段には已然形に接続(「サミシイ」という語呂合わせで覚える)。サ変には未然形、四段には已然形に接続するということは、「ーe」の音に接続するということ(「よめ」の「め」は「e」の音になっている)。
※後ろは体言になっているので連体形。
59 「明日なむ人と別るる」の「る」を説明せよ。
→下二段動詞「別る」の連体形活用語尾の一部
※「別るる」で一語。
※係助詞「なむ」は連体形結び(係り結び)。
60 「さびしさに宿を立ちいでてながむれば」の「を」を説明せよ。
→格助詞「を」
※格助詞は連体形または体言に接続。「~を」と現代語と同じように訳す。
61 「つれなきを今は恋ひじと思へども」「を」を説明せよ。
→順接の接続助詞「を」
※接続助詞「を」は連体形接続。
※接続助詞は2つの文をつなぐ働きがある。接続助詞「を」には順接(~ので)、逆接(~のに)、単純接続(~すると)の3つの意味があり、今回は順接。
62 「君があたり見つつを居らむ」「を」を説明せよ。
→間投助詞「を」
※間投助詞「を」は文末や語句の切れ目などに置かれ、感動や詠嘆(「~なあ」「~ねえ」)の意味を表す。
※間投助詞「を」は省いても文意が変わらない。
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☆重要な識別の詳しい解説はこちら→重要な識別「ぬ・ね・る・れ・らむ・なむ・に・なり」の解説・テスト一覧
【識別の解説授業一覧】
①「ぬ」「ね」の識別(打消の助動詞「ず」、完了・強意の助動詞「ぬ」)
②「る」「れ」「らむ」の識別(受身・尊敬・可能・自発の助動詞「る」、完了・存続の助動詞「り」、現在推量の助動詞「らむ」)
③「なむ」の識別(他者への願望の終助詞、強意の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」、係助詞、ナ変動詞の未然形活用語尾+推量の助動詞「む」)
④「に」の識別(完了・存続の助動詞「ぬ」の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形、格助詞「に」、接続助詞「に」、単語の一部)
⑤「なり」の識別(四段活用動詞「なる」の連用形、伝聞・推定の助動詞「なり」、断定の助動詞「なり」)
⑥識別全19パターンをマスターしよう!(し・しか・せ・たり・て・と・とも・な・なむ・なり・に・にて・ぬ・ね・ばや・めり・らむ・る・を)
~参考~
☆重要な識別「ぬ・ね・る・れ・らむ・なむ・に・なり」解説・テスト一覧
☆古文文法の解説動画・授業動画一覧(基礎知識、用言、係り結びの法則、助動詞、助詞、識別、敬語、和歌、主体の判別)
☆古文文法のすべて(基礎知識、用言、係り結びの法則、助動詞、助詞、識別、敬語、和歌、主体の判別)
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