(1)勉強をする理由は「いい会社に就職するため」ではない
「なぜ勉強をしないといけないのか?」という問いに対する最もよく使われる答えは「いい会社に就職するため」です。
しかし、この答えは間違いです。間違いというよりは、正しくありません。
つまり、「受験勉強に本気で取り組むことで、努力ができる精神力と論理的思考力などの高い知的能力が身に着き、これらを備えている人を社会が求めているので、結果として大企業などに就職しやすくなる」が正しい言い方です。
(2)手段の目的化をしてはいけない
受験勉強や教育の社会的な目的は、「社会に価値を生み出す存在」となるための力を養うことです。
受験勉強も就職活動も就労も、全て「社会に価値を生み出す」あるいは「社会に価値を生み出す人を支える」ための過程であり、手段です。
手段を目的としてはいけません。
「いい会社に就職するため」程度の目的では、子どもは受験勉強を頑張ることはできませんし、主体的に受験勉強に取り組むこともできないでしょう。
※勉強をする理由は「幸せになるため」でもありません→勉強をする理由は「幸せになるため」ではない。「あなたの幸せを思って言っている」「将来幸せになるために勉強しなさい」といった言葉は、子供の心に響きません。
(3)夢=職業選択ではない
「夢=職業選択」というのも、誤った考え方です。
「夢を持ちましょう」「夢に向かって頑張りましょう」という言葉が、多くの人は「自分のなりたい職業を決めましょう。そして、そのために頑張りましょう」を意味していると勘違いしています。
職業選択は夢への過程であり、仕事は夢を実現させるための手段です。やはり、手段を目的としてはいけません。
受験勉強、大学進学、就職(あるいは転職や独立など)はあくまで夢を実現するための手段であるはずです。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
なぜ勉強しなければいけないのか
②「創発」が「なぜ勉強する必要があるのか?」の答えになります!(「創発とは何か?」についても解説しています)
③塾長が考える人が学ばないといけない理由、「人間」とは何か? 「人間」であるために必要なことは?
④なぜ受験勉強をしなければいけないのか? 受験勉強の社会的な意義と個人的な思想を解説します!
⑤勉強をする理由は「幸せになるため」ではない。「あなたの幸せを思って言っている」「将来幸せになるために勉強しなさい」といった言葉は、子供の心に響きません。
⑥勉強をする理由は「いい会社に就職するため」ではない。「夢=職業選択」ではない!
大学受験で成功するための目的意識
①目的意識を持とう、勉強の目的は「自分でできるようになること」です。
②正しい努力をしないと徒労となってしまう(どういった勉強法が徒労となっていしまうのか、正しい努力をするための根本的な考え方)
④「授業を受けるだけ」に意味はありません。授業は活用することで初めて意味を持ちます。
⑤テスト(定期試験、模試、単語テスト、小テストなど)を活用しよう、テストはただ受けるだけに意味はありません。
⑥問題集の周回こそ勉強です。数学・理科の勉強法の基本は問題集の周回です。
⑦宿題を活用しよう、宿題を提出すること自体に意味はありません。
⑧長文系(英語長文、現代文、古文、漢文)の勉強法、「ただ読んで終わり」としないようにしましょう!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力