学校教育の大部分は、生徒のための勉強ではなく、先生のための勉強となってしまっています。
例えば、学校の授業は「生徒のための勉強」でしょうか? 名目上はそうですし、先生も生徒もそのつもりでいます。しかし、実際は、「先生が授業を受けさせたいと思っており、生徒がそれに付き合ってあげている」となっていませんか?
宿題はどうでしょうか? 「先生が宿題をやらせて提出させたいと思っており、生徒がそれに付き合って、とりあえず提出するだけ」になっていませんか?
テストは? 「先生がテストを受けさせたいと思っており、生徒がそれに付き合って、言われた通りにテストを受けている」となっていませんか?
授業はともかく、宿題やテストを「自分のためになる」と考えて、積極的、能動的に取り組んでいる生徒がどれほどいるでしょうか?
(1)授業が生徒のためになっていない理由
授業が手段ではなく目的となっているからです。
もっと言うと、授業は生徒の学力向上にそこまで寄与するものではなく、せいぜい学力を向上させるための手段の1つに過ぎないのに、生徒も先生も「授業を受けさえすればいい」と思い込んでしまっているのです。
(2)宿題が生徒のためになっていない理由
これも、宿題が手段ではなく目的となっているからです。
ほぼすべての生徒が「先生に怒られないために宿題を提出する」ことを目的としています。
本来、宿題は学習内容の復習をするためのものであるのに。
(3)テストが生徒のためになっていない理由
やはり、テストが手段ではなく目的となっているからです。
テストを受けた後に、そのテストでできなかったところを復習したり反復したりする人は、一体どれくらいいるのでしょうか。おそらく、ほとんどいないと思います。
これは、定期試験や模試だけでなく、単語テストや小テストといったものでもそうです。
入試本番以外のテストは、「できているところ」と「できていないところ」をより分けるために受けるものなのが本来のはずです。
しかし、せっかく「できていないところ」が判明したのに、それをできるようにしないのでは受けた意味がありません。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
大学受験で成功するための目的意識
①目的意識を持とう、勉強の目的は「自分でできるようになること」です。
②正しい努力をしないと徒労となってしまう(どういった勉強法が徒労となっていしまうのか、正しい努力をするための根本的な考え方)
④「授業を受けるだけ」に意味はありません。授業は活用することで初めて意味を持ちます。
⑤テスト(定期試験、模試、単語テスト、小テストなど)を活用しよう、テストはただ受けるだけに意味はありません。
⑥問題集の周回こそ勉強です。数学・理科の勉強法の基本は問題集の周回です。
⑦宿題を活用しよう、宿題を提出すること自体に意味はありません。
⑧長文系(英語長文、現代文、古文、漢文)の勉強法、「ただ読んで終わり」としないようにしましょう!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力