「白露に 風の吹きしく 秋の野は 貫き止めぬ 玉ぞ散りける」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「は」は係助詞

・「ぬ」は打消しの助動詞の連体形

・「ぞ」は係助詞(連体形結び)

・「ける」は詠嘆の助動詞の連体形

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

葉の上に光る白露に風がしきりに吹きつけている秋の野は、まるで紐に通してとめてない玉が、美しく散っているようだなあ。

⑤その他解説

・「玉」は真珠や宝石のことで、穴を開け、紐を通して装飾具とした。