「山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「たる」は存続の助動詞の連体形

・「は」は係助詞

・「も」は係助詞

・「ぬ」は打消しの助動詞の連体形

・「なり」は断定の助動詞の連用形

・「けり」は詠嘆の助動詞の終止形

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

山の中の谷川に、風が作った柵があったのだが、それは流れきれずにたまっている紅葉であったよ。

⑤その他解説

・「柵(しがらみ)」は川の流れをせき止めるために、杭を打ち渡して、そこに竹などを横に編んだもの。