「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・「久方の」は「光」を導く枕詞

②助動詞と助詞の文法的説明

・「らむ」は現在推量の助動詞の連体形(疑問副詞の「など」や疑問の係助詞の「や」が省略されているという説がある)

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

日の光が降りそそいでいるのどかな春の日であるのに、どうして落着いた心もなく、桜の花は散っているのだろうか。