「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「ざり」は打消しの助動詞の連用形

・「し」は過去の助動詞の連体形

・「さへ」は添加の副助詞(~までも)

・「もがな」は願望の終助詞

・「ける」は詠嘆の助動詞の連体形

・「かな」は詠嘆の終助詞

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

あなたのためなら惜しくないと思った私の命までも、こうしてあなたと会うことができた今は、少しでも長くあって欲しいと思うようになったことだなあ。