「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・「あしびきの」は「山」を導く枕詞

・「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の」までが「ながながし」を導く序詞

②助動詞と助詞の文法的説明

・「しだり尾の」の「の」は比喩の格助詞

・「か」は疑問の係助詞

・「も」は係助詞

・「む」は推量の助動詞の連体形(係り結び)

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

山鳥の長く垂れ下がった尾のように、こんなにも長い長い(秋の)夜を、私はひとり寂しく寝るのだろうか。