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①酢酸ナトリウムに塩酸を加える。
CH3COONa + HCl → CH3COOH + NaCl
※弱酸遊離
②硫酸アンモニウムと水酸化ナトリウム
(NH4)2SO4 + 2NaOH → 2NH3 + 2Na2SO4 + 2H2O
※弱塩基遊離
③硫化鉄(Ⅱ)に希塩酸を注ぐ。
FeS + 2HCl → FeCl2 + H2S
※弱酸遊離
※硫化水素の製法
④塩化アンモニウムに水酸化カルシウムを加えて熱する。
2NH4Cl + Ca(OH)2 → CaCl2 + 2H2O + 2NH3
※弱塩基遊離
※アンモニアソーダ法の一反応である。
※実験室でのアンモニアの製法
⑤亜硫酸ナトリウムに希硫酸を注ぐ。
Na2SO3 + H2SO4 → Na2SO4 + H2O + SO2
※弱酸遊離
※二酸化硫黄の製法
⑥石灰石(炭酸カルシウム)に塩酸を注ぐ。
CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + H2O + CO2
※弱酸遊離
※二酸化炭素の製法
⑦水ガラス(ケイ酸ナトリウム)に塩酸を加える。
Na2SiO3 + 2HCl → H2SiO3 + 2NaCl
※弱酸遊離
※この反応で生成したケイ酸(H2SiO3)は加熱するとシリカゲルが生成する。
⑫石灰水(水酸化カルシウム水溶液)に二酸化炭素を通じて白濁した後も、石灰水に二酸化炭素を通じ続ける。
CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2
※弱酸遊離
※石灰水に二酸化炭素を通じると白濁するが、その後もさらに通じ続けると白濁が消える。これは、炭酸カルシウム(CaCO3)が、炭酸水素カルシウム(Ca(HCO3)2)へと変化したためである。
※アルカリ金属以外の炭酸塩(アルカリ土類金属含む)は水に難溶で沈殿しやすいのに対し、炭酸水素塩は基本的に水に溶けやすい。
※この反応によって、鍾乳洞が形成されている。
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~参考~
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