「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

②助動詞と助詞の文法的説明

・「む」は婉曲の助動詞の連体形

・「も」は係助詞

・「ず」は打消しの助動詞の終止形

・「て」は接続助詞

・「は」は係助詞

・「こそ」は係助詞(已然形結び)

④句切れ

・二句切れ

→「ず」は終止形

④現代語訳

末永く愛してくださるというあなたの心は確かなものか分かりません。黒髪が乱れているように、あなたとお別れした今朝は、わたしの心も乱れて、もの思いに沈んでおります。

⑤その他解説

・「ながからむ」「髪」「乱れ」は縁語の関係