☆問題のみはこちら→酸化還元反応基礎知識テスト(問題)
①酸化されるとは電子をどうすることか?
→失う(放出する)
②還元されるとは電子をどうすることか?
→受け取る
- 酸化還元と電子の関係についてはこちら→酸化還元反応の計算(過マンガン酸イオンの色、滴定の終点についての解説もしています)
③H2のHの酸化数は?
→0
※単体の酸化数は0
④H2OのHの酸化数は?
→+1
※化合物中のHの酸化数は基本的に+1
⑤H2OのOの酸化数は?
→-2
※化合物中のOの酸化数は基本的に-2
⑥O2のOの酸化数は?
→0
※単体の酸化数は0
⑦Cuの酸化数は?
→0
※単体の酸化数は0
⑧CuOのCuの酸化数は?
→+2
※化合物中のOの酸化数は-2であり、化合物は全体として酸化数が0になる。
⑨H2O2のOの酸化数は?
→-1
※過酸化水素H2O2のOの酸化数は例外として-1
⑩H2SO4のSの酸化数は?
→+6
※化合物中のHの酸化数は+1であり、化合物中のOの酸化数は-2である。さらに、化合物は全体として酸化数が0になる。
⑪NaHのHの酸化数は?
→-1
※水素化ナトリウムNaHのHの酸化数は例外的に-1
⑫酸化されると酸化数はどうなる?
→増加する
⑬還元されると酸化数はどうなる?
→減少する
⑭酸化剤とは何か?
→相手の物質を酸化し、自身は還元される物質。
⑮還元剤とは何か?
→相手の物質を還元し、自身は酸化される物質。
- 酸化剤・還元剤の解説→金属のイオン化傾向を完全に理解しよう(水との反応・酸との反応)
⑯酸性溶液中における過マンガン酸イオンの半反応式をかけ。
MnO4- + 5e- + 8H+ → Mn2+ + 4H2O
⑰還元剤としての過酸化水素の半反応をかけ。
H2O2 → O2 + 2e- + 2H+
⑱酸性水溶液における過マンガン酸イオンと過酸化水素のイオン反応式をかけ。
2MnO4- + 5H2O2 + 6H+ → 2Mn2+ + 5O2 + 8H2O
※半反応式のe-を消去する。
⑲硫酸酸性における過マンガン酸カリウムと過酸化水素の酸化還元反応の化学反応式をかけ。
2KMnO4 + 5H2O2 + 3H2SO4 → 2MnSO4 + 5O2 + 8H2O + K2SO4
※イオン反応式の左辺にK+を2個とSO42-を3個を加えて、イオンではない物質にする。そして、右辺にもK+を2個とSO42-を3個を加えて両辺の原子の数がそろうようにする。
⑳過マンガン酸イオンを含む水溶液の色は?
→赤紫色
※過マンガン酸カリウムが酸化還元反応でよく使われる理由の1つは、分かりやすい色をもっているからである。
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~参考~
☆酸化還元反応と金属のイオン化傾向の解説・授業・知識・演習問題一覧
☆化学の解説動画・授業動画一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)
☆化学知識一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)
☆化学知識テスト一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)
☆化学の解説・授業・知識・演習問題一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)