確率を理解する上で最も重要な問題(トランプの確率、数字と絵柄など2つの情報の扱い方)

(1)解説授業動画

YouTubeチャンネルの登録をよろしくお願いします→大学受験の王道チャンネル

(2)解説授業の原稿

確率を理解する上で最も重要な問題

トランプを題材とした確率の問題は、確率を理解する上でとても重要な問題です。そのため、確率を学習するときは、まずこの問題から取り組むようにしてください。

さっそく例題で確認してみましょう。

【問題】

トランプの絵札(J、Q、K)は、それぞれスペード・ハート・ダイヤ・クラブの4つの絵柄があるので、合計12枚ある。この12枚の中から4枚選ぶ。スペードをス、ハートをハ、ダイヤをダ、クラブをクとする。

ⅰ){ス・ハ・ダ・ク}が選ばれる確率を求めよ。
ⅱ){J・Q・K}が選ばれる確率を求めよ。
ⅲ){ス・ハ・ダ・ク}が選ばれ、{J・Q・K}も選ばれる確率を求めよ。

ポイント①:2つの情報を分けて1つずつ考える

こういった問題を解く時のポイントを確認します。

トランプなどのように数字と絵柄といった2つの情報を扱うときは同時に処理をするのではなく、2つの情報を分けて1つずつ考えるようにしましょう。

ポイント②:まずは全事象(分母)を求める

まずは確率の問題なので全事象を求めるところから始めます。

今回は12枚の札の中から4枚を選ぶので12C4が全事象となります。これが今回求める確率の分母となります。

1つ注意点として、この段階で12C4を計算しないようにしましょう。こういったものを先に計算してしまう人が多いのですが、最後まで取っておけば、後で約分ができ計算が楽になることが多いので、こういった計算は最後までとっておくようにしましょう。

ⅰ)の答案

それでは、ⅰ)の答案を確認します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド1-121-1024x576.jpg

スペード、ハート、ダイヤ、クラブが全て選ばれる選び方を考えてみましょう。

ここで先ほど確認した、分けて1つずつ考えるという考え方を使います。トランプには絵柄と数字という2つの情報があるので、絵柄と数字を分けて考えます。

まずは絵柄を考えてみます。絵柄の選び方は、スペード、ハート、ダイヤ、クラブすべてを選ばないといけないので、1通りとなります。今回は同時に選ぶので順番は考えません。

次に、この選ばれた絵柄に対して数字を選びます。数字はジャック、クイーン、キングの3通りで、スペード、ハート、ダイヤ、クラブそれぞれに3つの数字があるので、3×3×3×3つまり34となります。

このようにまず絵柄を選び、それに対して数字を選ぶというように、分けて1つずつ考えることで確実に確率を求めることができます。

ⅱ)の答案

次にⅱ)の答案を確認します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド2-110-1024x576.jpg

今回も先ほどと同様に、数字と絵柄を分けて1つずつ考えてみます。

今回はまず数字から考えます。

数字の選び方は{J, J, Q, K}{J, Q, Q, K}{J, Q, K, K}の3通りとなります。3つの数字をすべて選びつつ4枚引かないといけないので、数字の選び方はこの3パターンとなります。

次に絵柄を考えます。例えば、{J, J, Q, K}に絵柄を割り当てていきます。

まずジャックですが、ジャックは2枚あるのでスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4つの絵柄から2つを選び4C2となります。今回順番を考えないので、4P2や4×3としないように注意してください。

そしてクイーンは、スペード、ハート、ダイヤ、クラブの4つの絵柄が選べるので×4であり、キングも同様に4つの絵柄が選べるので×4とします。

ⅲ)の答案

最後のⅲ)の答案を確認します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド3-90-1024x576.jpg

まずは先ほどと同様に数字から選びます。今回も数字の選び方は{J, J, Q, K}{J, Q, Q, K}{J, Q, K, K}の3通りとなります。

次に絵柄を選びます。

例えば、{J, J, Q, K}に絵柄を割り当ててみると、まずジャックにスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4つのうちから2つの絵柄を選びます。

そして今回は4つの絵柄を全て選ばないといけないので、クイーンにはジャックで選ばれなかった2つの絵柄のうち1つを選びます。

最後にキングにはジャックとクイーンで選ばれなかった1つの絵柄から1つ選びます。これが絵柄の選び方になります。

ⅲ)の別解

またⅲ)は、別解として絵柄から先に選ぶやり方もあります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド4-64-1024x576.jpg

まず絵柄の選び方は、スペード、ハート、ダイヤ、クラブのすべてを選ばないといけないので1通りです。

そして、この4つの絵柄に数字を割り当てていきます。

例えば{J, J, Q, K}をこの4つに割り当てるとすると、{J, J, Q, K}という文字の順列だと考え、JとJが同じものなので、同じものを含む順列であり、4!/2! となります。

そしてこの並び方は{J, Q, Q, K}のときも{J, Q, K, K}のときも同様なので×3をします。

(3)解説授業の内容を復習しよう

トランプの確率(数字と絵柄など2つの情報を扱う確率)

(4)確率(数学A)の解説一覧

確率(数学A)公式一覧

確率を理解する上で最も重要な問題(トランプの確率、数字と絵柄など2つの情報の扱い方)

反復試行の確率の式の意味(なぜnCrをつけるのか、3つ以上の反復試行の確率の求め方についても解説しています)

条件付き確率の原理を解説します!(条件付き確率の公式、条件付き確率が意味すること、条件付き確率の求め方の流れについても解説します)

(5)順列と組み合わせ(数学A)の解説一覧

順列と組み合わせ(数学A)の公式一覧

同じものを含む順列の原理(なぜ同じものの階乗で割るのか、最短経路)

正の約数の個数とその総和の求め方の原理

場合の数におけるPとCの違いを解説します!

円順列の原理(条件付きの円順列の問題の解説もしています)

組分けの原理(なぜ組の数の階乗で割るのか)

同じものを含むじゅず順列の問題の解法(じゅず順列の原理を理解しよう)

(6)参考

確率(数学A)の解説・授業・公式・演習問題一覧

順列と組み合わせ(数学A)の解説・授業・公式・演習問題一覧

数学Aの解説動画・授業動画一覧

数学A公式一覧

数学Aの解説・授業・公式・演習問題一覧

数学の解説動画・授業動画一覧(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)

数学公式一覧(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)

数学の解説・授業・公式・演習問題一覧(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)

数学典型パターン一覧(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)

数学の語呂合わせ

数学学習に必要な参考書・問題集