知能を低下させる悪い習慣がいくつかあります。そもそも勉強自体が苦手、あるいは嫌いと考えている人は以下に挙げる悪習慣がクセになっている人がほとんどです。
(3)質問しない
成績が伸び悩む人の特徴として、「質問しない」というものが挙げられます。その理由としては、
- 質問できる環境にない。
- 積極的に学んでいない。
- 分析が足りない。
この3つが考えられます。
☆適切な質問の仕方についてはこちら→【学習効果の高い質問の仕方】読むこと、調べること、考えることの代行をさせてはいけません!
①質問できる環境にない。
そもそも質問できる相手がいなければ質問のしようもないので、まずは、質問できる学習の場を探しましょう。
学校の先生でも、塾の先生でも、友人でもいいので、質問対応をしてくれる人がいる場所を学習の場とすることが重要です。
☆学習の場についてはこちら→理想的な学習の場の条件
②能動的、積極的に学んでいない。
自ら質問をするかどうかは、能動的、積極的に学んでいるかどうかを表しています。
能動的、積極的に学んでいる人は、どんどん質問をします。逆に、消極的に、受動的に、目的意識もなく学んでいる人は、自分から質問をしません。
「勉強はやらされるもの」「先生や親に言われたからやっている」「怒られないように勉強する」という意識の人は、自ら質問はしません。質問すらも、「やらされるもの」であり、「言われるから」やり、「怒られないように」やるものになっている人がいます。
また、「質問をすると相手に迷惑がかかる」という言い訳で質問をしない人もいますが(この理由は、おそらく後付けで、結局は積極的に学んでいないだけだと思いますが)、質問されることによって相手にも学びがあるので、気にする必要はありません。むしろ、相手のためにも、どんどん質問してください。
質問対応というのは対話の一種なので、双方に利益があります。
☆詳しくはこちら→自発的に質問しよう!
※勉強の目的が「自分でできるようになること」になっていないことが、学習に関する多くの問題の原因となっています。多くの子供の学習の動機が「先生や親に怒られないため」「先生や親に言われたから」などの先生や親からの圧力になってしまっており、これでは消極的、受動的な学びになってしまうのも仕方がありません。まずは、ここから脱却することが、主体的、自発的、積極的、能動的な学習の第一歩となります。
③分析が足りない。
学んだことの分析が足りないから、質問しない人がいます。いわゆる「何が分からないか分からない」状態です。
ただこれは、分析不足であり、追求が甘いのです。
「なぜ」と「なに」を追求すれば、いくらでも疑問点や気になることはでてきます。
☆詳しくはこちら→「なぜ」と「なに」をとことん調べよう
※質問が見つからない場合は、こちらのチェックをしてみましょう→自分が理解できているかチェックしよう! 自分が理解していない場所を発見しよう!
知能を低下させる悪習慣
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力