漢文における第5文型 SVS’V'(SVOC)

①Vには主に知覚動詞や使役動詞などが来ます。

②SVOCのOとCの関係は、主語述語の関係となりますが、漢字には格による語形の変化がないので、SVOCであっても、SVS’V’と見えます。

【例】

夜聞漢軍四面皆楚歌(夜漢軍の四面皆楚歌するを聞く)

→「夜」は副詞、「聞」は動詞、「漢軍」は名詞でS’、「四面」は副詞、「皆」は副詞、「楚歌」は動詞でV’、ちなみに主語は一般人称(そこにいる人々)なので省略。

→「聞」は知覚動詞なので、SVS’V’の構文を取ると知っていれば、「楚歌」は動詞になると判断できる(日本語の感覚では「楚歌」は名詞だが)

→日本語で動詞の用法がない漢字を動詞として訓読するときは、サ変動詞「す」を補う。

※参考:1つの漢字が様々な品詞になる