日本史における身分制度(問題と答え)

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①邪馬台国での身分制度はどのような階層があったか。

→王・大人・下戸・奴婢

②ヤマト政権の氏姓制度では、血縁的グループを形成していた豪族たちを何という単位で把握したか。

→氏

③ヤマト政権内での豪族の地位を表すものとして与えられた称号を何というか。

→姓

④蘇我氏や葛城氏などの有力な豪族に与えられた姓は何か。

→臣

⑤大伴氏や物部氏のような特定の職掌を持つ豪族に与えられた姓は何か。

→連

⑥地方有力豪族に与えられた姓は何か。

→君

⑦蘇我氏は朝廷の財政担当として何という地位を与えられたか。

→大臣

⑧大伴氏や物部氏は朝廷の軍事担当として何という地位を与えられたか。

→大連

⑨ヤマト政権は地方有力豪族を何という地位に任命して地方支配を任せたか。

→国造

⑩603年に設けられた、世襲打破を目指して個人の功績を評価し冠を授与する位階制度を何というか。

→冠位十二階

⑪天武天皇が諸豪族を天皇中心の身分秩序に再編成することを目指して設けたものは何か。

→八色の姓

⑫律令官制で、貴族の子が祖父の位階に応じて一定の官職に就任できた制度を何というか。

→蔭位の制

⑬律令官制で、役人たちの位階に応じて官職を与える制度を何というか。

→官位相当制

⑭戸籍と計帳に登録され、口分田が班給された身分を何というか。

→良民

⑮律令制の賤民で、陵戸・官戸・家人・公奴婢・私奴婢を合わせてなんというか。

→五色の賤

⑯将軍と主従関係を結んだ武士のことを何というか。

→御家人

⑰鎌倉時代後期から見られた惣村で、惣百姓から選ばれた指導者を何というか。

→乙名・沙汰人

⑱1591年に豊臣秀吉によって出された、武士が農民や町民になったり、逆に農民が武士になったりすることを禁じた法令を何というか。

→身分統制令

⑲江戸幕府の将軍直属の武士で、将軍に謁見を許された武士を何というか。

→旗本

⑳将軍から1万石以上の領地を与えられた武士を何というか。

→大名

㉑徳川一門が当主である大名家を何というか。

→親藩

㉒大名のうち、家康が三河の一大名だったころからの家臣を何というか。

→譜代

㉓関ヶ原の戦い以降に徳川氏に臣従した大名を何というか。

→外様

㉔江戸時代の農民で、検地帳に記載され年貢を負担した土地持ちの農民を何というか。

→本百姓

㉕江戸時代の農民で、検地帳に記載されず土地を持たない小作農民を何というか。

→水呑百姓

㉖本百姓に隷属し、土地を持たない農民を何というか。

→名子・被官

㉗江戸時代の村で上層の本百姓から選ばれて村政を担当した名主・組頭・百姓代を何というか。

→村方三役

㉘土地を借りている町人を何というか。

→地借

㉙借家住まいの町人を何というか。

→店借

㉚版籍奉還により、かつての藩主に当たる大名は何とよばれるようになったか。

→知藩事

㉛廃藩置県で知藩事を罷免し、新たに中央から派遣された役職は何か。

→府知事・県令

㉜版籍奉還で江戸時代以来の身分制度が廃止され、大名・公卿は何となったか。

→華族

㉝版籍奉還で江戸時代以来の身分制度が廃止され、藩士や旧幕臣は何となったか。

→士族

㉞版籍奉還で江戸時代以来の身分制度が廃止され、農工商は何となったか。

→平民

㉟旧大名だけでなく、維新功労者も華族になれるようにした法令を何というか。

→華族令

㊱第1回衆議院議員総選挙で選挙権を有していたのはどのような人か。

→直接国税を15円以上納める満25歳以上の男子

㊲1925年の普通選挙法で選挙権を与えられたのはだれか。

→満25歳以上のすべての男子