座標を利用した証明

(1)問題概要

辺の長さに関する等式の証明問題。等式に辺の長さの平方が含まれていることが多い。

(2)ポイント

辺の長さの平方を含む等式を証明するときは、座標軸を設定して、図形と方程式の単元の公式を使うと証明しやすくなることが多いです。

座標軸の設定のポイントは、

①図形の1辺がx軸上にくるようにする

②原点は、与えられている点にするか、三角形の1辺の中点または内分する点にする

③特殊な図形とならないようにy軸の位置には注意する(y軸上に与えらえている点を置いていいのか考える)

です。

①をすると、y座標が0となる点が増えて計算がラクになります。

②与えられている点を原点にするとx座標・y座標がともに0となり、計算がラクになります。

また、三角形の重心が絡む問題の場合は、三角形の1辺の中点を原点にした方が計算がラクになります。

さらに、内分点が絡む場合は、その内分点を原点にした方が計算がラクになります。

③証明問題なので、特殊な場合(正三角形や二等辺三角形など)だけの証明にならないように注意してください。

(3)必要な知識

(4)理解すべきコア