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talk, speak, tell, sayの意味と使い方の違い(tellの「分かる」という意味についても解説しています)【英文法のすべて】

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(2)解説授業の原稿

今回は、talk, speak, tell, sayの4つの動詞の使い方の違いについて解説します。

この4つの動詞は「話す」という意味を表す基本的な動詞ですが、それぞれ意味や使い方に違いがあります。今回は、その違いを確認していきます。

talk, speak, tell, sayの文法的な違い

まずは、この4つの動詞の文法的な違いについて確認します。

talkは自動詞で、speakは自動詞と他動詞のどちらの用法もあります。tellとsayは基本的に他動詞で使います。

自動詞とは目的語をとることができない動詞のことで、他動詞とは目的語をとらないといけない動詞のことです。そのため自動詞であれば、基本的に後ろに前置詞を伴います。それに対して他動詞は、動詞の後ろが名詞あるいは名詞句や名詞節になります。

まずは、この文法的な自動詞か他動詞かの区別は知っておきましょう。その上で、それぞれの動詞の意味と使い方の違いを確認していきます。

talkの意味と使い方

まずは、talkは「おしゃべりをする」というのが基本の意味になります。

そして、先ほども確認した通り、talkは自動詞なので、talk meやtalk youなどtalkのすぐ後ろに目的語を書いてはいけません。「~と話す」と言いたいときは、talk with ~やtalk about ~とします。あるいは、「~について話す」と言いたいときは、talk about ~とします。

また、talk to ~には「~に話しかける」という意味もあるので注意しましょう。

speakの意味と使い方

続いて、speakです。speakは名詞形がspeechであることから分かるように、「人前で話す」というのが基本的な意味になります。

また、speakも「~に話す」や「~について話す」というときは、自動詞なので、speak to ~やspeak about ~などのように前置詞を伴います。

ちなみに、speak to ~も「~に話しかける」と訳すことがあるので注意しましょう。

また、speakを他動詞で使う場合は、speak Englishやspeak Japaneseなどのように目的語には言語が来ることが多いです。

tellの意味と使い方

次に、tellです。tellは「人に情報を伝える」というのが基本的な意味になります。

特に「人に伝える」ということを重視した動詞なので、目的語にはまず人が来ます。この点が他の動詞との大きな違いです。

そして、「誰に伝えるか」を言った後、伝える内容を言います。伝える内容の部分には、名詞が来たり、about+名詞が来たり、that節が来たり、関節疑問文が来たり、to doが来たりします。

tellを使うときは特に、この「tell 人 情報」の順番を意識しましょう。

sayの意味と使い方

最後にsayです。sayは「発言内容を伝える」ということを重視した動詞です。

tellは「誰に伝えるのか」を重視しているのに対し、sayは「何を言うのか」を重視しています。そのため、sayの目的語には発言内容が来ます。

発言内容の書き方としては、that節を書いたり、”~.”(コーテーションマーク)を使って発言自体をそのまま書いたりします。

また、tellとは違い、sayは人を目的語にとることができないので、sayを使って「誰々に言う」と言いたいときは、「say to 人」のように前置詞を使わないといけません。この点にも注意しておきましょう。

tellの「伝える」以外の意味

またついでに、tellには「伝える」や「話す」以外の意味もあるので、そちらも確認しておきます。

tellは人を目的語に取らなかった場合は、「分かる」や「判別する」といったような意味になります。例えば、

tell that SV.
tell 関節疑問文
tell A from B

といった使い方をすれば、このような意味になります。特に、tell A from Bは「AとBを見分ける」と訳すことは知っておきましょう。

tellには「話す」や「伝える」だけでなく、このような使い方もあるということは重要なので覚えておいてください。

いかがだったでしょうか。この4つの動詞のように、日本語ではあまり違いがないような単語でも意味や使い方が異なる単語はたくさんあります。そういった単語は、今回のようにまとめて整理すると、より理解が深まります。ぜひ他の単語でもやってみてください。

(3)解説授業の内容を復習しよう

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(4)英単語に関する知識

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重要単語だけど、意外と知らない人が多い”quite”を解説します!(quiteとveryの違い、quiteの使い方、quiteを使った表現なども解説しています)

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(5)参考

英文法の解説動画・授業動画一覧

英単語の勉強法

英文法確認テスト一覧

覚えるべきイディオム一覧(助動詞、受動態、不定詞、分詞、動名詞、関係詞、比較、否定、群前置詞、動詞、名詞、形容詞、副詞)

☆ここに受験英文法が全てまとめてあります→英文法のすべて(解説・授業・確認テスト一覧)

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