酸化数の変化

(1)例題

次の化学反応式において、【 】で指定した原子の反応の前後での酸化数の変化を答えよ。

①Fe + 2HNO3 → Fe(NO3)2 + H2  【H】

②CaCO3 → CaO + CO2  【C】

(2015年センター試験本試化学基礎第2問問6より)

(2)例題の答案

①+1→0

②+4→+4

(3)解法のポイント

酸化数の数え方の基本として

①単体や化合物などの全体の酸化数は0
②化合物中のHの酸化数は+1(NaHは例外で-1)
③化合物中のOの酸化数は-2(過酸化水素H2O2は例外で-1)
④イオンは価数が酸化数になる

この4つをおさえましょう。
炭酸イオンCO32-は全体で酸化数が-2であり、酸素1つの酸化数は-2であるので、Cの酸化数は+4となります。

(4)参考

酸化還元反応と金属のイオン化傾向の勉強法

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