近代西洋思想まとめ(倫理・政経)(問題と答え)

☆問題のみはこちら→近代西洋思想まとめ(倫理・政経)(問題)

①人間理性を賞讃したギリシアやローマの精神に立ち返ろうとする運動を何というか。

→ルネサンス

②ルネサンスの先駆けとされるダンテの代表作は何か。

→神曲

③ルネサンス期を代表する,自由意志を肯定した思想は何か。

→自由意志論

④「君主論」を著し,政治論を道徳論から切り離すべきだと主張した人物を答えよ。

→マキャベリ

⑤ルネサンス期において,「モナリザ」を描いた万能人を答えよ。

→レオナルド・ダ・ヴィンチ

⑥「95か条の意見書」を出し,免罪符批判を行った人物を答えよ。

→ルター

⑦スイスで宗教改革運動を行い,予定説を説いた人物を答えよ。

→カルヴァン(カルヴィン)

⑧天体の運動に関して,コペルニクスやガリレイ,ケプラーが唱えた学説を何というか。

→地動説

⑨自然を大がかりな機械のように捉え数量化する,近代科学を支えた自然観を何というか。

→機械論的自然観

⑩力学の祖とされるニュートンが発見した,地上や宇宙を説明する運動法則を何というか。

→万有引力の法則

⑪イギリスのベーコンに始まる、経験(観察・実験)によって真理を発見しようとする立場を何というか。

→経験論

⑫ベーコンが唱えた、個別的な真理から一般法則を得る方法を何というか。

→帰納法

⑬正しい帰納法を行うため、ベーコンが排除しようとした『人間の正しい認識を妨げるもの』を何というか。

→イドラ(種族、洞窟、市場、劇場)

⑭フランスのデカルトに始まる、真理を生得観念と理性に求める立場を何というか。

→合理論

⑮デカルトが唱えた、一般法則(公理・公式)から個別の心理を得る、数学をモデルにした方法を何というか。

→演繹法

⑯デカルトの、『確実な真理を追究するためにあえてすべてを疑う』態度を何というか。

→方法的懐疑

⑰デカルトが主著『方法序説』の中で提唱した、哲学の第一原理を何というか。

→われ思う、故にわれあり(コギト=エルゴ=スム)

⑱精神と物体をそれぞれ実体と考えるデカルトの世界観を何というか。

→物心二元論

⑲オランダの合理論者スピノザが唱えた、『万物が神そのものである』とする立場を何というか。

→汎神論

⑳ドイツの合理論者ライプニッツが唱えた、『実体を多数のモナド(単子)』とする立場を何というか。

→多元論

㉑自分の悲惨さを自覚できることが、人間の尊厳であるとして、『人間は考える葦である』と言ったのは誰か。

→パスカル

㉒理性の力で人々を無知蒙昧から開放することを何というか。

→啓蒙

㉓啓蒙思想の代表格で、『哲学書簡』を著した人物は誰か。

→ヴォルテール

㉔『百科全書』を主宰し、唯物論に理解を示した人物は誰か。

→ディドロ

㉕人間がその国の現状に合わせて制定した法律(実定法)とは異なり、当然の掟として人間社会にはじめからあるものを何というか。

→自然法 ※すべての人間が生まれながらに持つ一定の権利(自然権)を守る

㉖社会契約説においてまず想定される、社会成立以前の状態を何というか。

→自然状態(自然権が十分保障されない状態)

㉗ホッブスは、自然状態および自然権の内容を、それぞれ何としたか。

→自然状態:万人の万人に対する闘争、自然権の内容:自己保存権

㉘ロックは、自然状態および自然権の内容を、それぞれ何としたか。

→自然状態:平和、自然権の内容:所有権

㉙ロックが理想とする政治の方法は何か。

→議会制民主主義

㉚ルソーは、自然状態および自然権の内容を、それぞれ何としたか。

→自然状態:牧歌的で平和、自然権の内容:自由・平等

㉛ルソーが理想とする政治の方法は何か。

→直接民主主義

㉜ドイツ観念論を代表とする哲学者であるカントが著した三大批判書を答えよ。

→純粋理性批判、実践理性批判、判断力批判

㉝カントは、受動的認識から能動的認識への認識論の転換(認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う)のことを何と呼んだか。

→認識論のコペルニクス的転回

㉞結果論に対立する、カントの道徳論の最大の特色である立場は何か。

→動機説

㉟カントは、定言命法(~せよ)と仮言命法(もし…なら~せよ)のどちらに従うのが善だと説いたか。

→定言命法 

㊱カントは、みずから立てた道徳法則にみずから従える道徳的主体を何と呼んだか。

→人格

㊲カントは、全ての人が道徳的行為の主体であり、たがいに目的としあえる理想の社会を何と呼んだか。

→目的の王国

㊳ドイツ観念論を完成させたとされるヘーゲルは、世界や歴史がつくられるすべての原因を何と考えたか。

→絶対精神(すべてを把握した精神)

㊴ヘーゲルの、矛盾しあうものの対立を乗り越えて、より高次に至る思考方法を何というか。

→弁証法

㊵弁証法の思考方法において、矛盾から高次(合)に至ることを何というか。

→止揚(アウフヘーベン)

㊶ヘーゲルが提唱した人倫(客観的道徳)は3段階を経る。各段階を答えよ。

→家族⇒市民社会⇒国家

㊷功利主義は、善悪の判断を何に求めるか。

→(社会全体の利益のため)その行為がよい結果をもたらすかどうか

㊸ベンサムの功利の原理は何か。

→最大多数の最大幸福

㊹快楽計算を考案するなど、快楽を量的に捉えたベンサムの功利主義は何と呼ばれるか。

→量的功利主義

㊺精神的快楽を重視したJ.S.ミルの功利主義は何と呼ばれているか。

→質的功利主義

㊻ミルが、主著『自由論』で唱えた、『個人は、他者に危害を与えない限り何をしても許される』という考え方を何というか。

→危害原則


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~参考~

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