☆そもそもインプットのネットワークとは何かについてはこちら→効率の良いインプット方法、インプット‐ネットワーク理論とは何か
(1)空間的な広がりとは
インプットのネットワークの空間的な広がりとは、経験や感覚の知識とのつながりのことです。
つまり、経験や感覚などもネットワークの要素となりうるのです。経験や感覚が知識と結びつくことで、ネットワークに深みを与えます。
インプット‐ネットワーク理論においては、知識だけでなく、どのような経験であっても無駄なものは存在しないと言えます。
※インプット‐ネットワーク理論の詳しい解説はこちら→効率の良いインプット方法、インプット‐ネットワーク理論とは何か
※知識や情報によるネットワークの広がりについてはこちら→平面的なインプットのネットワークの広がり
☆インプットを広げる具体的な方法についてはこちら→暗記(インプット)の効率を上げるために工夫しましょう! 暗記(インプット)の効率を上げるための具体的な方法をご紹介します!
(2)ネットワークを空間的に広げるためには
経験や感覚を得るためには、行動する必要があります。その際に、以下のことに注意しましょう。
①部活やボランティアなどの課外活動から学習効果を得る
多くの生徒にとって、学習効果が得られる活動と言えば、部活やボランティアなどの課外活動です。
こういった活動からもネットワークの要素となるような経験が得られます。
しかし、ただ漫然と受動的に活動していては、その効果は低いです。
学習効果を得たいのであれば、意識的に、主体的に活動することを心掛けましょう。
②遊びから学ぶ
例えば、ゲームや漫画で出てきた用語が、英単語や社会の語句として出てきたことはありませんか?
このように、受験勉強や課外活動以外の活動からでもインプットのネットワークに作用させることができます。
これが、「無駄な経験などない」と言える所以です。
☆参考:マンガは勉強の導入になるのか
③世界に対してデバイスを開いた状態にする
インプットのネットワークを構成するデバイスが脳にあるとして、そのデバイスに効率よくインプットを送り込むにはどうすればよいのでしょうか。以下の3つが必要であると考えられます。
- モチベーション(目的意識、問題意識)
- 自信・自尊心(自分の中にインプットのネットワークが確かに存在するという確信)
- 不安のなさ(目の前の知識や経験に無駄なものはなく、ネットワークの一部として何かにつながっている(あるいは将来つながる)という確信)
ちなみに、このデバイスは好奇心と言い換えることができると思います。好奇心を持った状態を作るためには、上記の3つが必要となるのです。
※参考:言語習得の唯一の方法comprehensive input
(3)空間的な広がりの例
例えば、「〇〇ソリューションズ」といった会社名を街中やニュースなどで見かけたことはありませんか?
世界に対して好奇心を持っている状態であれば、こういったよく見る単語に引っ掛かりを感じ、「ソリューションって何だろう?」と調べてみたくなると思います。
solution:解決、解決策
という意味の単語であり、solve(解決する)の名詞形です。
これで、もうsolutionおよびsolveという単語は完全にインプットされたと思います。
これが経験によるインプットの教科です。
このように、日常の経験や疑問とつなげて覚えた単語や得た知識は、強く定着され、忘れにくいものになるでしょう。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
勉強法(インプット)
②効率の良いインプット方法、インプット‐ネットワーク理論とは何か
⑤暗記(インプット)の効率を上げるために工夫しましょう! 暗記(インプット)の効率を上げるための具体的な方法をご紹介します!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力