☆問題のみはこちら→現代西洋思想まとめ（倫理・政経）（問題）
①『種の起源』を著し、進化論を唱えたイギリスの人物は誰か。
→ダーウィン
②進化論を人間社会に適応し、社会進化論を唱えた人物は誰か。
→スペンサー
③実証主義を提唱し、知識の3段階（人間の知識は神学的段階、形而上的段階を経て実証的段階に発展する）を唱えた人物は誰か。
→コント
④貧富の差がない平等な社会の実現を目指す思想を何というか。
→社会主義
⑤ロバート＝オーウェン、サン＝シモン、フーリエらは、何と呼ばれるか。
→空想的社会主義者（ユートピア的社会主義者）
⑥ドイツのマルクスとエンゲルスは、自分たちの社会主義思想を何と自称したか。
→科学的社会主義
⑦マルクスが著した、空想的社会主義、古典派経済学、ドイツ観念論などが合流した壮大な経済学・哲学の著書は何か。
→資本論
⑧マルクスは人間をどう定義したか。
→労働によって自己実現する存在
⑨資本主義社会において、多くの労働者にとって労働は生計維持の手段であり、苦痛とも化している。このように、労働によって自己実現出来ない状況をマルクスは何と呼んだか。
→人間疎外
⑩資本主義社会において、労働者は生産手段を持つ資本家に雇われて働くしかない。このことをマルクスは何と言ったか。
→労働力を商品化している
⑪物質的・現実的なものを重視するマルクスの歴史観を何というか。
→唯物史観（史的唯物論）
⑫マルクスは、社会を上部構造と下部構造によって成り立っていると考えた。上部構造と下部構造とは何か、それぞれ答えよ。
→上部構造：政治や文化、下部構造：生産力と生産関係
⑬ロシア革命を指導し、『帝国主義論』の著者としても知られる人物は誰か。
→レーニン
⑭中華人民共和国で社会主義革命を指導した人物は誰か。
→毛沢東
⑮内面的な変革によって、人間本来的自己に立ち返るべきであるとする立場を何というか。
→実存主義
⑯『死にいたる病』を著したキルケゴールは、何が真理であると述べたか。
→主体性
⑰キルケゴールが経験した『実存の3段階』を答えよ。
→美的実存⇒倫理的実存⇒（単独者として神の前に立つ）宗教的実存
⑱ニーチェは、西洋人がキリスト教という奴隷道徳に感化され主体性を無くしていると考え、何と言ったか。
→神は死んだ
⑲ニーチェは、人間の理想像は何と唱えたか。
→超人
⑳ヤスパースは、人は限界状況に直面したとき、何を知ると考えたか。
→包括者（超越者）
㉑ヤスパースは、実存者相互の連帯を重視し、何の必要性を唱えたか。
→実存的交わり
㉒ハイデッガーは、周囲に埋没した、周囲と同じであることに安心する個性のない人を何と呼んだか。
→ダス＝マン
㉓『存在と無』を著し、『実存は本質に先立つ』と言ったのは誰か。
→サルトル
㉔人間は自由でないことはできず、否応なしに責任を持たなくてはならない重さをもっていることを、サルトルは何と表現したか。
→自由の刑
㉕パースが提唱した、行為の結果を重視するアメリカの哲学を何というか。
→プラグマティズム
㉖プラグマティズムを真理全体に適応し、『真理であるから有用、有用であるから真理』と言った人物は誰か。
→ジェームズ
㉗プラグマティズムを完成させ、知識を生活改善の道具とする道具主義の立場をとったの人物は誰か。
→デューイ
㉘フランクフルト学派の中心人物であるホルクハイマーとアドルノは、ファシズムの原因を何と考えたか。
→道具的理性
㉙ハーバーマスは、『支配のない社会』を求め、理性のあるべき姿として何を唱えたか。
→対話的理性
㉚自由な意志によって思考・行動していると思っている人間が、実は一定の枠組み（構造）に規制されていることを唱える立場を何というか。
→構造主義
㉛言語学の研究において、構造（社会的・文化的システム）を発見した人物は誰か。
→ソシュール
㉜同じ構造を前提にして、未開社会と西洋近代社会は異なる論理を持っていると分析した文化人類学者は誰か。
→レヴィ＝ストロース
㉝フーコーは、権力が人間の思考を無意識に支配することを何と呼んだか。
→知の構造
㉞フーコーは、近代社会では理性によって何が排除されると考えたか。
→狂気
㉟科学史家クーンは、科学の発達は何であると考えたか。
→パラダイムの変換
㊱『語りえないものについては沈黙しなければならない』と言い、フランクフルト学派や構造主義とは異なる立場から理性の問題を考えた人物は誰か。
→ウィトゲンシュタイン
㊲『正義論』を刊行し、『公正（フェアネス）としての正義』を唱えた人物は誰か。
→ロールズ
㊳レヴィナスは、無意味な存在（イリア）の苦しみから抜け出すには、何と向き合うことが大切だと言ったか。
→他者の『顔』
㊴『自由からの逃走』で、自由がもたらす孤独や不安に耐えきれずファシズムに巻き込まれた大衆の心理を分析した人物は誰か。
→フロム
㊵『全体主義の起源』を著し、孤立化した現代人が人種主義などに帰属感を求め、全体主義の組織に吸収されるいきさつを分析した人物は誰か。
→ハンナ＝アーレント
㊶著名なオルガン奏者としての名声を捨ててアフリカで医療活動を行い、『生命への畏敬』という言葉を唱えた人物は誰か。
→シュバイツァー
㊷インドのガンディーはイギリスの植民地支配に対し、決して服従しないが決して抵抗しないという態度を貫いた。この態度を何というか。
→非暴力（アヒンサー）
㊸『夜と霧』を著し、生きる『意味への意志』の必要性を説いた人物は誰か。
→フランクル
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