浸透圧の計算(問題と答え)【化学計算の王道】

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※原子量:H=1, C=12, O=16
※気体定数:R=8.3×103〔Pa・L/mol・K〕
※①は整数で答え、それ以外は有効数字2桁で答えよ。

①ショ糖2.00gを水に溶かして、500㎤の溶液にした。この溶液の25℃における浸透圧は285hPaであった。ショ糖の分子量を求めよ。

②グルコース360mgを水に溶かして1.0Lとした溶液の浸透圧を、30℃で図のような装置を使って調べた。

1)グルコースの水溶液はA,Bのどちらか。理由とともに答えよ。他方は純水である。

A。浸透圧の働きでBからAに溶媒を移動させるためには、Aは濃度が大きい溶液に、Bは濃度が小さい溶液にしないといけない。そのため、Aはグルコースの水溶液に、Bは純水にする。

2)このグルコースの水溶液の浸透圧は何Paか。

3)浸透圧によりAの液面は何cm上昇するか。Aの密度は1.0g/㎤, 重力加速度ℊ=9.8N/kgとする。

③次の文のa~dに適当な式・数値・語句を入れなさい。

 分子量Mの物質の濃度w〔g/L〕の溶液の、t〔℃〕での浸透圧をP〔Pa〕、気体定数をRとすると、P=(a)の関係がある。したがって、あるタンパク質5.0gを水に溶かし1Lとした溶液の浸透圧が27℃で34hPaであるとすると、浸透圧法では分子量は(b)と求められる。
 一方、凝固点降下法を用いると、このタンパク質溶液の濃度を5.0g/水1kgとして、凝固点降下度を求めれば(c)Kとなる。ただし、水のモル凝固点降下は1.86とする。
 したがって、タンパク質のような分子量の大きい物質の分子量測定には(d)法の方が適切といえる。


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