受験における小説は作者の意図を読み解くものです。
（１）伏線を分析する
「あのときこう書いていたのは、このためだったんだ」と気づき、驚いたり感動したりするものが伏線です。
小説の構造に関わるテクニックなので重要です。
伏線に気づくためには、違和感を見つけることです。
①そのときは不要に思える表現がある。
②一般的な常識からは外れた言動を登場人物がしている。
こういったところに伏線が張られていることが多いです。
（２）比喩・情景描写の意図を考える
比喩や情景描写は当然、作者が意図して書いています。その意図を考えましょう。
基本的には、登場人物の心情（の変化）を表していたり、物語の展開を暗示していたりします。