判別式、x軸との共有点の個数

(1)例題

y=-x2+(2a+4)x-a2-8a-13のグラフとx軸が異なる2点で交わるようなaの値の範囲を求めよ。

(2012年センター試験本試数学ⅠA第2問(1)より)

(2)例題の答案

二次方程式-x2+(2a+4)x-a2-8a-13=0の判別式をDとすると

D/4=(a+2)2-(-1)(-a2-8a-13)

  =−4a−9

y=-x2+(2a+4)x-a2-8a-13とx軸との交点が2つとなるには、-x2+(2a+4)x-a2-8a-13=0の解が2つあればよい。

よって

D>0

⇔ −4a−9>0

⇔ a<9/4

(3)解法のポイント

二次方程式の解の数や、二次関数のグラフとx軸との交点の数を考える問題は、判別式を利用します。

ただし、注意して欲しいのは、「判別式」という言葉は、二次方程式に対して使うということです。

そのため、

「y=f(x)の判別式をDとすると~」

と答案に書いてしまうと減点となります。

「二次方程式f(x)=0の判別式をDとすると~」

と書くようにしましょう。

判別式はそもそも、二次方程式の解の公式のルートの中の部分のことです。

(4)理解すべきこと

判別式の原理を理解しましょう→そもそも判別式とは何か(二次関数の問題で判別式を使うときの注意点)

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