修飾語の語順(漢文文法)

漢文において、修飾語の語順は、

修飾語+被修飾語

が基本となる(日本語的)

①形容詞

→漢文や日本語において形容詞(句・節)が後ろから名詞を修飾すること(後置修飾)はない(英語はできる)

②副詞

→副詞は、被修飾語の前に置くのが基本だが、後置修飾する場合もある。

③従位接続詞

→「接続詞 S’ V’, S V~」の語順しかない(日本語的)。「S V~接続詞 S’ V’」の語順はない。なぜなら、「修飾語+被修飾語」が基本だから。

④助動詞の否定

→助動詞を否定するときは、「否定副詞+助動詞+動詞」の語順。否定副詞が助動詞を修飾し、助動詞が動詞を修飾する関係になっている。