仮定法の文法事項テスト(問題と答え)【英文法のすべて】

☆問題のみはこちら→仮定法の文法事項テスト(問題)

①仮定法過去と仮定法過去完了はいつのことの仮定か?

→仮定法過去:今、仮定法過去完了:過去

②仮定法の条件節はなぜ時制がズレているのか。

→あえて文法間違いをして現実感を無くしている。
※wasとするべきところをwereにするのが正式な文法なのも同様の理由。

③仮定法過去の帰結節は、なぜ「would, could. might+動詞の原形」なのか。

→would, could. mightは今の弱い推量の意味の助動詞だから(仮定の話なので、強い確信をもって話すことができないから)。

④仮定法過去完了の帰結節は、なぜ「would, could. might+have+p.p.」なのか。

→would, could. mightは弱い推量の意味の助動詞であり、推量の助動詞は過去を表すときは「助動詞+have+p.p.」とするから。

⑤If I were you, I would not do that.

→もし(今)私があなたなら、私は(今)そのようなことはしないだろう。
※「私はそのようなことはしなかっただろう」と訳してはいけない。

⑥If I had had enough money, I could have bought it.

→もし(そのとき)私が十分なお金を持っていたら、私は(そのとき)それを買えただろう。

⑦I wish / as ifにおいて、仮定法過去か仮定法過去完了かどちらかを使うかの判断はどのようにおこなうか?

→主節と同じ時なら仮定法過去、主節より前の時なら仮定法過去完了

⑧彼はまるで幽霊を見ているかのような顔をしている。

→He looks as if he saw a ghost.

⑨彼はまるで幽霊を見たかのような顔をしている。

→He looks as if he had seen a ghost.

⑩彼はまるで幽霊を見ているかのような顔をしていた。

→He looked as if he saw a ghost.

⑪彼はまるで幽霊を見たかのような顔をしていた。

→He looked as if he had seen a ghost.

⑫It’s timeの後ろの文の時制は?

→仮定法過去(過去形)

⑬It’s (     ) timeの(  )に入る単語(It’s timeの強調語)を2つ答えよ。

→about / high

⑭もう寝る時間ですよ。

→It is (about) time you went to bed.

⑮If I were you, I would not do such a thing.を倒置をすることでifを省略せよ。

→Were I you, I would not do such a thing.
※訳:もし私があなたなら、私はそのようなことはしないだろう。

⑯I could have written a better report if I had had more time.を倒置をすることでifを省略せよ。

→I could have written a better report had I had more time.
※訳:もしもっと時間があったら、私はよりよいレポートを書けたのに。

⑰仮定法未来の構文2つ

→If S should~ / If S were to~

⑱If S should ~の帰結節の特殊性は?

→will / can / 命令文などが使える。

⑲If he should come here, please call me.

→万一彼がここに来れば、私に電話してください。

⑳潜在仮定を見抜くポイントは?

→would / could / might(弱い推量の助動詞)があるか。

㉑Living in this century, he would be a hero.

→彼が今世紀に生きていれば、英雄になっているだろう。
※弱い推量の助動詞のwouldがあるので、仮定法的(もし~ならば、……だろう)に訳す。

㉒仮定法現在(shouldまたは動詞の原形を使う文法)はどのようなときに使うか、2つ答えよ。

→1)要求・命令・主張・提案の動詞(demand, order, insist, suggestなど)の文のthat節の中、2)要求や願望の気持ちを伝える形容詞(desirable, necessary, importantなど)を、It is 形容詞 thatの構文で使ったときに、that節の中。
※要求・命令・主張で「ようめいしゅ」といった語呂合わせがある。

㉓She suggested that I ( ) the leader.の( )に入るものを2つ答えよ。

→should be、be
※訳:彼女は私がリーダーになるように提案した。


☆解説授業①→仮定法過去と仮定法過去完了は原理から理解しましょう!(仮定法過去で過去形を使う理由、仮定法過去完了で過去完了形を使う理由、助動詞の過去形を使う理由)

☆解説授業②→as if節の時制に注意しよう(仮定法過去と仮定法過去完了のどちらを使うべきか)

☆解説授業③→2つの仮定法未来(if S were to / if S should、if S shouldの訳し方、if S shouldの帰結節の特殊な点)

☆解説授業④→潜在仮定法(if節のない仮定法)の見抜き方のポイントは、弱い推量の助動詞のwould, could, mightがあるかどうかです。

☆解説授業⑤→仮定法現在とは何かの解説(that節の中でshould+動詞の原形または動詞の原形を使うとき、要求・命令・主張・提案の動詞の後のthat節、要求や願望の形容詞の後のthat節)


~参考~

【推量の意味を持つ助動詞(can, wll, may, should, must)の解説】過去形は「過去の推量」ではなく「弱い推量」となります!「過去の推量」の表し方、can’t, should have p.p.についても解説しています。

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