(1)解説授業動画
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(2)解説授業の原稿
今回は重要単語だけど、意外と意味を知らない人も多いquiteについて解説します。
quiteの意味
quiteという単語は副詞で使い、「かなり」「まったく」「割と」のように訳します。このように程度を強める表現ですが、ただ強めるだけではなく、「期待以上」あるいは「予想以上」といったニュアンスを含んだ単語です。
程度を強める度合いは、fairlyやprettyよりも強く、veryよりも弱いぐらいの強さです。ちなみに、fairlyやprettyにも「とても」「かなり」といった程度を強める意味もあるということは知っておきましょう。
quiteの使い方
quiteの基本的な使い方は以下のようです。
quite a good CD:なかなかいいCD
quite a defferent story:まったく別の話
注意したいのは、語順が「quite a 形容詞 名詞」の順番になるということです。この点がveryなどと違うところです。veryは「a very 形容詞 名詞」の順番になりますが、quiteはaやanの前に来ます。この点に注意しましょう。
quiteを使った表現
また、quiteを使った表現として、
quite a few / quite a little:かなり多くの
といった表現があります。a fewあるいはa littleは「少しの」という意味ですが、quiteがつくことによって「かなり多くの」という意味に変わるので注意しましょう。
この表現と似た表現で、
only a few / only a litte:ほんの少し
not a few / not a little:少なからぬ
などがあります。only a few / only a litteは「少し」を強調しています。それに対して、not a few / not a littleは「少なくない」ということなので、「たくさん」ということを表しています。これらの表現も知っておきましょう。
quiteの部分否定の用法
また、quiteは以下の例文のように
That’s not quite true.
notの後ろに置かれると部分否定の意味になります。この例文を訳してみると、「それはまったく正しいというわけではない。」という意味になります。部分否定の場合は、「まったく~というわけではない」のように訳しましょう。
以上が、quiteの基本的な知識です。quiteはよく出てくる単語なので、ぜひ覚えておきましょう。
quiteと似たスペルの単語
また、ついでにquiteとスペルの似た単語を確認しておきましょう。
quit(動詞):~をやめる
quiet(形容詞):静かな
これらはスペルが似ているので注意しましょう。
いかがだったでしょうか。このように単語を学習するときは、ただ単語の意味だけを覚えようとするのではなく、使い方や他の単語とのつながりをまとめることで、記憶に定着しやすくなります。ぜひ他の単語でもやってみてください。
(3)解説授業の内容を復習しよう
(4)英単語に関する知識
①talk, speak, tell, sayの意味と使い方の違い(tellの「分かる」という意味についても解説しています)
②重要単語だけど、意外と知らない人が多い”quite”を解説します!(quiteとveryの違い、quiteの使い方、quiteを使った表現なども解説しています)
☆その他の英文法の解説はこちら→英文法の解説動画・授業動画一覧
(5)参考
☆覚えるべきイディオム一覧(助動詞、受動態、不定詞、分詞、動名詞、関係詞、比較、否定、群前置詞、動詞、名詞、形容詞、副詞)
☆ここに受験英文法が全てまとめてあります→英文法のすべて(解説・授業・確認テスト一覧)