表現(アウトプット)するためには、構造を理解することと、要素をストックすることが必要です。
ちなみに、受験勉強における表現(アウトプット)とは、英作文(ライティング)、スピーキング、国語の記述、小論文などのことを言います。
(1)構造の理解
構造の理解とは、「要素をどう組み合わせるかの理解」です。簡単に言えば、「どの順番で文章を書くか(話すか)」ということです。
論理的な文章を書いたり話したりする場合は、
- 序論
- 本論
- 結論
の三段構成を基本とします。
そして、この「三段構成を基本とする」ということを知っており、その通りに文章を書いたり話したりすることが「構造を理解した表現(アウトプット)」ということになります。
☆構造の理解の学習方法はこちら→マネ(模倣)をすることで効率よく学習しよう! 「学ぶ」ことは「まねる」ことなのです。
(2)要素のストック
「要素のストックする」とは、「構造に合わせて配置する言葉やフレーズをたくさん覚えよう」ということです。具体的に言えば、英作文(ライティング)やスピーキングで使う単語やフレーズ、国語の記述や小論文で使う言葉や表現などのことです。
表現とは、構造に合わせて要素を配置していくことなのです。
そのとき、要素をたくさんストックしていれば、考えを適切に表現することができ、さらに、鮮やかに多様に表現することもできるようになります。
☆要素のストックの方法はこちら→マネ(模倣)をすることで効率よく学習しよう! 「学ぶ」ことは「まねる」ことなのです。
☆英作表現のストックに関してはこちら→英作文の勉強法
(3)表現(アウトプット)のためのプロセス
以上より、論理的な文章を書くときは、以下のプロセスを経ることになります。
- アイデア出し
- 構成メモを作る
- 清書
- 見直し
①アイデア出し
ストックしてある要素をできるだけ挙げてみます。
箇条書きにしたり、分類したりするとよいでしょう。
使う使わないに関わらず、挙げられるだけ挙げましょう。
②構成メモを作る。
①で挙げた要素を、構造に合わせて配置していきます。
このとき、アイデアの取捨選択をし、大まかな文章を完成させます。
③清書
②の構成メモを清書します。
このときに文字数の調整をします。②の構成を崩さないように表現を削ったり追加したりします。
④見直し
最後に見直しをします。
誤字・脱字がないか、文法的におかしくないか(特に主語と述語が一致しているか)、抜けている要素はないか、などを確認します。
また、混同されそうな文字がないかのチェックも重要です。詳しくはこちら→他人(採点者)が混同しない字で答案を書こう!
※この4つのステップで表現するのが原則ですが、実際の試験には時間制限があるので、①と②は同時に行わないといけないこともあります。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
勉強法(アウトプット、表現力)
①表現(アウトプット)に必要なものは構造の理解と要素のストックです
②マネ(模倣)をすることで効率よく学習しよう! 「学ぶ」ことは「まねる」ことなのです。
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力