☆答えはこちら→有機化学に関する現象や技術（問題と答え）
①メタンハイドレートとは、メタン分子を何が取り込んだもののことか。
②メタンハイドレートの生成は発熱反応で、メタン分子と水分子が固まっているので、体積が小さい（密度は大きい）。よって、メタンハイドレートの生成には、温度と圧力はどうすれば有利か。
③メタンハイドレート採掘には、メタンを大気中に拡散させないように気をつけないといけない。それはなぜか。
④果実が成熟するのを促進させる働きをもつアルケンは？
⑤アセチレンは空気中で点火すると、不完全燃焼をして、多量のススを出す。また、酸素を十分に与えると、約3000℃の高温の炎が得られる。それはなぜか。
⑥アセトアルデヒドの製法として、アセチレンに硫酸水銀(Ⅱ)を触媒として水を付加させる方法があるが、現在この方法は、日本では全く行われていない。それはなぜか。
⑦石油中の炭化水素は、アルカン・アルケン・アルキンのうちどれが最も多いか。
⑧液化天然ガスは冷却して圧縮しないと液化できない。それはなぜか。
⑨石炭はそのまま使用するよりも、ある操作によってコークス・コールタール・石炭ガスに分離してから使用することが多い。この操作は何か。
⑩石油などに、触媒上で、高温・高圧の水素を吹き込むことで、ある元素を除去している。その元素は何か。
⑪メタノールには毒性があり、飲むと失明したり死亡したりする。これは、メタノールの酸化によって生じるある物質によるものだが、その物質は何か。
⑫有機化合物が微生物の働きで分解される反応のうち、人間にとって有用な物質を生じる場合を何と言うか。また、人間にとって有害な物質を生じる場合を何と言うか。
⑬エタノールは工業的には、変性アルコール（エタノールにメタノールやガソリンなどを混ぜたもの）が使われている。これは工業的にはまったく支障はないが、ある用途に転用はできない。その転用できない用途とは何か。
⑭エチレングリコールは不凍液として用いられる。それはなぜか。
⑮ジエチルエーテルは有機溶媒として広く用いられているが、それは何と反応しにくいからか。
⑯ホルマリンは、何の水溶液か。
⑰呼気中のエタノールの濃度は、二クロム酸カリウムの酸化によって測定される。どのような色の変化となるか。
⑱脂肪酸（鎖式の1価カルボン酸）の中で最も毒性が強いカルボン酸は？
⑲光学異性体は、旋光性以外にどのようなものが異なる場合が多いか。
⑳私たちが摂取するタンパク質はL－アミノ酸、デンプンはDーグルコースからできていいる。では、D－アミノ酸、Lーグルコースを摂取したらどうなるか。
㉑分子量の小さなエステルは揮発性があり、ある用途で使われる。それは何か。
㉒ニトログリセリンの用途を2つ答えよ。
㉓油脂のうち、常温で固体のものを何と言うか。
㉔油脂のうち、常温で液体の物を何と言うか。
㉕不飽和脂肪酸は空気中に放置すると酸化されて、特有の酸味と悪臭をもつようになる。では、不飽和脂肪酸はなぜ酸化されやすいのか。
㉖油で揚げたスナック菓子の袋には、窒素が充填されている。それはなぜか。
㉗陸生動物の油脂は融点が高く、海産生物の油脂の融点は低い傾向がある。これは、一般に、陸生動物のほうが海産生物より、あるものが高いからであるが、それは何か。
㉘血栓を予防したり、血中の脂質量を低下させたりする効果のある、イコサペンタン酸（EPA）やドコサヘキサエン酸（DHA）は何に含まれているか。
㉙液体状の不飽和脂肪酸を、飽和脂肪酸の多い硬化油にするにはどうすればよいか。
㉚油脂に強塩基を加えると何が得られるか。
㉛多くの二重結合をもつ脂肪油の中には、空気中に放置すると酸化され固化するものがある。このような脂肪油を何と言うか。
㉜乾性油の乾燥性を強めたもの（ボイル油）に顔料を混ぜたものは何に使われるか。
㉝シス型脂肪酸とトランス型脂肪酸のどちらが、安定性が高いか（融点が高い、酸化されにくい）。
㉞油脂を水酸化ナトリウムでけん化すると、セッケンは会合コロイドとなっている。ここへ多量の塩化ナトリウムを加えると、セッケンは沈殿する。この現象を何と言うか。
㉟水にセッケンを溶かすと、親水基を外側に、疎水基を内側に向けてコロイド粒子をつくる。これを何と言うか。
㊱セッケンのミセルでは、疎水基は何によってお互いくっついているか。
㊲水の表面張力を小さくする働きをもつ物質を何と言うか。
㊳セッケンは、水分子どうしのあるものを切断するため、水の表面張力を小さくすることができる。では、何を切断するか。
㊴セッケンの疎水性の部分が油汚れのほうに向き、親水性の部分が水のほうに向き、安定な親水性の微粒子（ミセル）となって水中に分散する。この作用を何と言うか。
㊵セッケンは硬水（カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含む水）で使用すると、洗浄能力を失う。それはなぜか。
㊶セッケンは、自然に優しい洗剤であると言える。それはなぜか。
㊷セッケンは、絹や羊毛を痛める。それはなぜか。
㊸アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム（ABS洗剤）は、中性で洗浄力が強く、硬水でも海水中でも使える合成洗剤であるが、ある問題を引き起こした。その問題は何か。
㊹ベンゼンは極めて有毒であるが、トルエンは比較的毒性が低い。その理由は、トルエンは、酸化されてある物質になるからであるが、それは何か。
㊺ナフタレンは防虫剤として用いられているが、それはナフタレンのどのような性質を利用しているか。
㊻縮合環をもつ芳香族化合物（ナフタレンなど）にはどのうような作用をもつものが多いか。
㊼防虫剤としてよく用いられているパラゾールという製品の物質名は？
㊽ベンゼンに光を当てながら塩素を付加させてできる物質は、強力な殺虫剤として用いられていたが、人体に対する毒性があることと、土壌汚染の問題が発生したため、現在は製造されていない。この物質名を答えよ。
㊾トルエンを穏やかに酸化すると得られるアーモンドに似た芳香を持つ物質は？
㊿トルエンをニトロ化させて得られる黄褐色の結晶を何と言うか。また、その主な用途は？
51 フェノールの取り扱いには十分注意する必要がある。その理由は？
52 フェノールを置換させて作るある物質は、腐食性が少なく、殺菌力が強い。そのため希釈して消毒液として利用されているが、この物質は何か。
53 フェノールに混酸（濃硝酸と濃硫酸）を作用させて生成させる物質で、かつては爆薬に用いられていた物質は何か。また、現在は爆薬として利用されていないが、それはなぜか。
54 安息香酸の主な用途は何か。
55 サリチル酸メチルの主な用途は何か。
56 アセチルサリチル酸の主な用途は何か。
57 サリチルアセチル酸の薬用効果は、あくまでサリチル酸のものであり、体内でサリチル酸となったときに効果が出る。しかし、サリチル酸をそのまま飲用するのは避けた方がよい。それはなぜか。
58 ヤナギの樹皮には、古くから解熱作用があることが知られていたが、その有効成分は何であるか。
59 アニリンに無水酢酸と反応させて作る物質は、解熱剤として使われていたが、副作用（溶血作用）のため現在は使用されていない。この物質は何か。
60 カップリングによって生じるアゾ化合物の主な用途は何か。
61 ｐ－ヒドロキシアゾベンゼン（ｐ－フェニルアゾフェノール）は何色の結晶か。
62 スルホ基やカルボキシ基をもつ染料（酸性染料）は、繊維の何基と結合して染色するか。
63 アミノ基をもつ染料（塩基性染料）は、繊維の何基と結合して染色するか。
64 ベンゼン環をもち分子量が大きい染料（直接染料）は、どのような力で繊維と結びつくか。
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【化学に関する現象や技術】
～参考～
☆有機化学（脂肪族化合物、芳香族化合物）の解説・授業・知識・演習問題一覧
☆化学の解説動画・授業動画一覧（化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物）
☆化学知識一覧（化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物）
☆化学知識テスト一覧（化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物）
☆化学の解説・授業・知識・演習問題一覧（化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物）