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暗記(インプット)の効率を上げるために工夫しましょう! 暗記(インプット)の効率を上げるための具体的な方法をご紹介します!

英単語・古典単語・漢字・社会・理科の用語などの学習は、いわゆる暗記(インプット)となるわけですが、常に効率を高めるための研究を欠かさないようにし、自分なりのベストなインプット方法を編み出してください。

以下に注意点や効率を高める方法をまとめています。

(1)ただ読むだけ、書くだけはNG

「ただ単語を目で追うだけ」あるいは「全ての単語を5回ずつ書く」といった暗記法は効率が悪く、時間の無駄(徒労)と言えます。

書くこと自体に効果はありますが、全ての単語を回数やページ数を決めて書く意味はありません。

必要だと思ったら、必要な回数書けばよいのです。

(2)クイズ形式、テスト形式を繰り返す

では、どのように覚えたらよいかというと、クイズ形式やテスト形式を繰り返すと効率よく覚えられます。

人は「思い出そう」としたときに、記憶が定着するものなのです。

赤シートなどで隠して答えられるかを繰り返したり、友達や先生にランダムにテストしてもらったりするのがよいでしょう。

(3)よく寝る

人は睡眠時に記憶を整理し定着させているというのが通説です。

そのため、一度覚えたことを長く覚えておきたいのであれば、十分な睡眠をとるようにしましょう。また、一夜漬けや夜更かしなどで覚えたことは、記憶に定着しないのであまり意味はないということにもなります。

ある意味で「よく寝ること」が最も効率的な勉強法と言っても過言ではないでしょう。

☆詳しくはこちら→良質な睡眠は大学受験で成功するためには欠かせません。睡眠の質を高めるためにやるべきことをまとめます!

(4)なるべくたくさんの情報と関連づける

インプットの効率を最も上げるのは、様々な情報と結びつけることです。ある単語を別の単語とつなげたり、ある項目を他の事象と関連付けたりすることが重要です。

①派生語、類義語、対義語などと一緒に覚える。

ネットで調べてもいいのですが、どうしても覚えられない単語は紙の辞書を使ってみましょう。

ある単語を調べたときに、その周辺の単語が目に入ってくること(一覧性と言います)が紙の辞書の大きなメリットです。ぜひ活用しましょう!

②語源や成り立ちを知る。

英単語であれば接頭語や接尾語、古文単語であれば漢字の当て方や語源を知ると、一気にインプットの効率が上がります。

〈参考〉

③例文や熟語など実際にどのように使われているかを確認する。

英語であれば例文を、漢字であれば熟語を調べて、単語などが実際にどのように使われているかを知ると覚えやすくなります。

④関連事項や因果関係をまとめる。

特に社会や理科で重要です。1つの項目に対して、関連する項目や因果関係がある項目をまとめるようにしましょう。

⑤音声を活用する。

音声も重要な情報の1つです。音声を活用するとより効率が高められます。

特に英単語は必ず音声を利用してください。(音声のついていない単語帳は、そもそも購入しないことをオススメします)

音を聞くだけでなく、自分で発音するとより効率的に覚えられます。

⑥書いてみる。

上でも書きましたが、「ただ決められた回数を書く」だけにはあまり効果はありません。

しかし、書くこと自体には、触覚、視覚に働きかける効果があるので意味はあります。

読むだけでは覚えにくい単語などは、ぜひ「自分が覚えるまで」書いてみるといいでしょう。

⑦図や絵をかいてみる。

視覚情報に働きかけるという意味では、自分で図や絵をかいてみるというのも、効率のいいインプットと言えます。

特に理科や社会などでは、下手でもいいので、自分で図や絵をかいてみましょう!

⑧日常的な経験と結び付けてみる。

例えば英単語であれば、ゲームやアニメ、あるいは、会社名や商品名などで使われているものも多いです。そういった日常で目にするものと結び付けることができれば、強力なインプットとなります。

単語や用語などは、ゲーム、アニメ、漫画、会社名、商品名などで使われていないか調べてみるとよいでしょう。英語をカタカナで調べてみるといいかもしれません。

(5)分類して覚える

テーマを決めて単語や知識を整理するのも効果的です。

また、まとめるときに表にしてみるというのも効果的です。

さらに、以前まとめたものやメモしたものなどを再整理してみるのも良い勉強になります→メモの再整理やノートの再整理はよい勉強になります!

〈参考〉

(6)重層化させる

特に歴史の学習をするときに意識して欲しいことです。

1つの出来事や事象を様々な視点から見ることで、知識体系が重層的なものとなり、より強く知識を定着させることができます。

例えば、世界史を学習するときに、縦の歴史(国ごとの通史)と横の歴史(時代ごとの世界の関係)を分けてまとめることで、知識が重層化されて、より理解が深まります。

(7)なるべくたくさんの単語を一気に覚える(細かく区切らない)

よく「1日10個ずつ覚えていこう」とする人がいるのですが、これはコツコツやっているように思えて、実は効率が悪いのです。

なぜなら人は「忘れてしまう」からです。

そのため「忘れてしまう」のも計算に入れて暗記をするべきなのです。

そこで、まずは100個ぐらいを一気に頭に入れます。そして、それを24時間以内にテスト・クイズ形式で復習します。さらに3日以内に復習します。そして1週間以内にまた復習します。仕上げに2週間以内にもう一回だけ復習をします。

これで、100個ぐらいなら覚えられると思います。

復習のタイミングは有名な忘却曲線を参考にしていますが、最適なものは人によって違うと思うので、ぜひ自分で最適な復習のタイミングと回数を探してみてください。

(8)語呂合わせも試してみる

論理的な関連のない単語どうしの組み合わせを覚えるときは、語呂合わせが有効です。

また、語呂合わせを自分で作るというのも、効率のよい暗記法と言えます。

しかし、語呂合わせの注意点としては、単語の成り立ちや、事象の関連があるものを覚えるときに使わない方がよいということです。

せっかく論理的なつながりのある単語どうしなのに、それを無視して語呂合わせを作るのはナンセンスです。

〈参考〉


~参考~

【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!

教科別勉強法(英語・数学・国語・理科・社会・小論文)

解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)

勉強法(インプット)

インプットのネットワークを形成しよう

効率の良いインプット方法、インプット‐ネットワーク理論とは何か

平面的なインプットのネットワークの広がり

空間的なインプットのネットワークの広がり

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