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同族目的語を使った表現(「夢を見る」はsee a dreamではありません)【英文法のすべて】

(1)解説授業動画

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(2)解説授業の原稿

同族目的語とは何か

今回は同族目的語について解説します。

同族目的語とは、本来は自動詞だけど、関連のある語を目的語としてとることができる動詞があり、この目的語になっている動詞と関連のある語のことを同族目的語といいます。

例文で確認

例を見たほうが分かりやすいと思うので、さっそく例文を確認していきます。

例文①:live a happy life

例えば、

live a happy life

とあった場合、このlifeが同族目的語となります。liveは本来「生きている」という意味の自動詞ですが、liveの名詞形のlifeを目的語として取ることができます。

この文を直訳してみると「幸せな人生を生きる」となりますが、「人生を生きる」では少し不自然なので、「幸せな人生を送る」と訳します。

このように同族目的語を含んだ文を訳すときは動詞の訳し方を工夫する必要があります。

また、同族目的語はaと形容詞を伴うことが多いということは知っておきましょう。

例文②:die a glorious death

次はこちらの例文を見てみます。

die a glorious death

という例文では、dieの目的語にdieの名詞形であるdeathがきています。

この文を直訳してみると、「名誉の死を死ぬ」となってしまい、これではさすがにおかしいので、「名誉の死を遂げる」といったように訳します。

例文③:breathe one’s last breath

続いてこちらの例文です。

breathe one’s last breath

となっていますが、breatheの目的語がその名詞形のbreathになっています。

これを直訳すると「最後の息を息する」となってしまい、これもおかしいので、「息を引きとる」といったように訳します。

例文④:dream a dreadful dream

続いて

dream a dreadful dream

といった例文ですが、動詞のdreamの目的語が名詞のdreamになっています。

この文を直訳すると「怖い夢を夢見る」となってしまうので、「怖い夢を見る」といったように訳します。

「夢を見る」の英訳の仕方

ちなみにこの例文に関して補足しておくとdream a dreamは文法上間違いではないのですが、実際はあまり使われていません。

「夢を見る」という場合は基本的には

have a dream

を使います。

夢は実際に目で見ているわけではないので、see a dreamとすることはできません。こちらもついでに知っておきましょう。

同族目的語をとる動詞はこのほかにも、sing a song、laugh a laugh、fight a fightなどがあります。これらも知っておくと良いでしょう。

(3)解説授業の内容を復習しよう

同族目的語の例テスト

(4)文型(英文法)の解説一覧

英語を学習する上で必要な5文型の基礎知識(なぜ5文型を勉強する必要があるのか、文の要素S, V, C, Oと品詞、自動詞と他動詞、修飾語、補語の働き、各文型のポイントと訳し方についても解説しています)

不完全自動詞(補語を必要とする自動詞)の解説(なぜtaste sweetlyが文法的に誤りかも解説しています)

同族目的語を使った表現(「夢を見る」はsee a dreamではありません)

☆その他の英文法の解説はこちら→英文法の解説動画・授業動画一覧

(5)参考

文型(英文法)の解説・授業・確認テスト一覧

英文法の解説動画・授業動画一覧

英文法確認テスト一覧

覚えるべきイディオム一覧(助動詞、受動態、不定詞、分詞、動名詞、関係詞、比較、否定、群前置詞、動詞、名詞、形容詞、副詞)

☆ここに受験英文法が全てまとめてあります→英文法のすべて(解説・授業・確認テスト一覧)

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