参考書・問題集の選び方と使い方を解説します。
詳しい利用方法や説明は教科ごとの勉強法のほうに書いてありますので、そちらも参考にしてください。
ここでは、一般的な参考書や問題集の考え方を記します。
(1)参考書
①選び方
ポイントは「網羅されているか」です。網羅性の低い参考書は、②の使い方に適しません。
以下のリンク先にオススメの参考書がまとめてあります。基本的にここに載っている参考書は、網羅性が高く、良い参考書と言えます。
ただし、普段学習する場所(学校・塾・自習室など)に置いてあれば購入する必要はありません。
②使い方
気になる単語や分からない用語、あるいは公式や文法事項などは参考書で調べるクセをつけます。
そして、なるべく原理から理解するようにしましょう。また、余裕があれば、周辺知識も調べるとよいでしょう。
さらに、詳しく調べていると、その中で分からない用語などが出てくるはずです。そうなれば、またそれを調べて、そして、その中で分からない用語が出てくれば、また調べて……。
これを繰り返すうちに、あなたの頭の中に、一つの大きな知識体系が形成されていくのを実感するでしょう。
(2)問題集
①選び方
基本的に問題集は、自分が分かりやすい・使いやすいと思うものであれば何でもよいです。
- 求めているレベルは、教科書レベルか、標準レベルか、応用レベルか、さらに上のレベルか
- 問題量は少なくするか、多くするか(問題集を取り組み始める時期がいつかによって決める)
- 説明や解説が分かりやすいか、自分に合っているか(話し言葉か堅めの言葉か、解説の量が多いかどうか)
といったところに注目するといいでしょう。
基本的に以下にあげる問題集は、僕が実際に中身を確認した良書ばかりですので、まずはこちらからチェックしてみるとよいでしょう。
ただし、学校で配布されているもので不満がないのであれば、わざわざ購入する必要はありません。
たまに、学校の教材を全く使おうとしない人がいますが、使える教材であるならば、使った方が、金銭的にも時間的にもお得です。
②使い方
「使用する問題集を絞って、それを何回も繰り返す」
これが王道です。
何冊も問題集を用意して満足してしまう人がよくいますが、当然、問題集を購入しただけでは全く意味はありませんし、一度解いた程度ではほとんど力になっていません。
これを使うと決めたら、それをやり切る。そして、何度でも繰り返す。
記載されてる問題が完璧に理解したと言えるまで、何度でも繰り返し解いてください。
※次々に新しいテキストを配布する現在の日本の教育現場のシステムは非効率だと言えます。実際、ほとんどの生徒が学校のテキストは1周程度やるか、解かない問題がある状態で次のテキストに移らされています。今後、変えていかないといけない日本の教育の問題点の1つです。
※まれに「子供が飽きてしまう」とかいう反論をする教育業界の人がいますが、全くの的外れです。もし本当に飽きるほどやったのであれば、次の問題集に移っても構いませんが、たいていは一度さらっとやった程度で、これを言います。まずは、それこそ飽きるほどできる問題集を選び、繰り返し繰り返し解かせてあげることです。