☆問題のみはこちら→化学結合(化学基礎)知識テスト(問題)
①フッ化物イオンとナトリウムイオンのどちらのイオン半径が大きいか?
→フッ化物イオン
※フッ化物イオンとナトリウムイオンのどちらもネオンの電子配置となる。よって、陽子の数が少ないフッ化物イオンの方が大きくなる。
②ナトリウムイオンとアルミニウムイオンどちらのイオン半径が大きいか?
→ナトリウムイオン
※ナトリウムイオンとアルミニウムイオンのどちらもネオンの電子配置となる。よって、陽子の数が少ないナトリウムイオンの方が大きくなる。
③酸化物イオンと硫化物イオンのどちらのイオン半径が大きいか?
→硫化物イオン
※酸化物イオンはネオンの電子配置となり、硫化物イオンはアルゴンの電子配置となる。ネオンは第2周期で、アルゴンは第3周期なので、硫化物イオンの方が大きくなる。
④第一イオン化エネルギーを説明せよ。
→気体状態の原子から電子1個を取り出して1価の陽イオンにするのに必要なエネルギー
※2個目の電子を取り出すのに必要なエネルギーを第二イオン化エネルギーという。
⑤電子親和力を説明せよ。
→気体状態の原子が電子1個を受け取って1価の陰イオンになるときに放出するエネルギー
⑥電気陰性度を説明せよ。
→原子が共有電子対を引き付ける能力
⑦イオン結合は何による結合か?
→静電気力(クーロン力)
※正(プラス)の電気と負(マイナス)の電気が引き合う力のことである。
⑧イオン結晶は(かたい・やわらかい)が(くずれやすい・くずれにくい)、融点や沸点が(高い・低い)、固体は電気を導かないが( )は電気を導く。
→かたい、くずれやすい、高い、融解状態や水溶液
⑨共有結合は何を共有する結合か?
→電子
⑩アンモニアがアンモニウムイオンになるのは何結合によるか?
→配位結合
※非共有電子対に水素イオンが結合するような結合を配位結合という。
⑪原子間の電気陰性度の差によって生じる電気的なかたよりを何と言うか?
→極性
※電気陰性度が大きい原子は共有電子対を引き付けるので負に帯電し、電気陰性度が小さい原子は非共有電子対が離れるので正に帯電する。
- 極性についても解説しています→第一イオン化エネルギー・電子親和力・電気陰性度の解説(周期表における大小関係も解説しています)
⑫メタンは極性分子か無極性分子か? またその理由は?
→無極性分子、メタンは正四面体構造であるためCーH間の極性を打ち消しあうから。
⑬分子の質量が大きいほど強く作用する分子間力を何と言うか?
→ファンデルワールス力
⑭フッ化水素や水やアンモニアの沸点が高くなるのは何によるものか?
→水素結合
※水素結合は強い分子間力であるため、分子どうしの結合が強くなる。
※F, O, Nの3元素が水素結合を形成しやすい。
⑮分子結晶は、(かたい・やわらかい)、融点や沸点が(高い・低い)、電気を(導く・導きにくい)
→やわらかい、低い、導きにくい
⑯昇華性のある物質を3つ挙げよ。
→ドライアイス(二酸化炭素)、ヨウ素、ナフタレン
⑰共有結晶は、極めて(かたい・やわらかい)、融点や沸点が非常に(高い・低い)、電気を(導く・導きにくい)
→かたい、高い、導きにくい
⑱共有結晶の例を2~3つ挙げよ。
→ダイヤモンド、ケイ素、炭化ケイ素、二酸化ケイ素など
※炭素やケイ素に関する詳しい知識はこちら→14族、炭素C、ケイ素Si
⑲金属結合は何で互いを結び付けているか?
→自由電子
※金属結晶内を自由電子が自由に移動できるため、金属結晶は電気を通すことができる。
⑳金属結晶は、( ・ )に富む。
→展性・延性
※薄く広げることができる性質を展性といい、引き延ばすことができる性質を延性という。
㉑熱と電気の伝導性が一番大きい金属は?
→銀
※銀に関する詳しい知識はこちら→遷移元素Cu, Ag, Feなど
㉒展性・延性が最も大きい金属は?
→金
※金は10ー4mmまで薄く広げる(展性)ことができ、1gの金は3200mの線まで引き延ばす(延性)ことができる。
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~参考~
☆化学の解説動画・授業動画一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)
☆化学知識一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)
☆化学知識テスト一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)
☆化学の解説・授業・知識・演習問題一覧(化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学・高分子化合物)