(1)問題概要
文字を含む三角方程式が与えられており、その三角方程式の解の個数の条件を求める問題。
(2)ポイント
①まずは、sinθまたはcosθをxと置き、xの二次方程式とします。
②ただし、自分で文字を導入したので、xの範囲を求めておきます。
※0≦θ<2πなら、-1≦x≦1
ここで、文字の位置によって解法が2つに分かれます。
ⅰ)文字がxの係数に含まれているとき
③左辺をf(x)として、y=f(x)とx軸の交点の数を考えます。つまり、②で求めた範囲にy=f(x)とx軸の交点があるのかを考えます。
これは、二次関数とx軸の交点の位置の問題と同様の解き方になります。
よって、考えるポイントは、
1.判別式
2.軸
3.端点のy座標
の3つの条件となり、それぞれの条件を組み合わせたものが答えとなります。
ⅱ)文字が定数項にのみある場合
③定数分離をします。つまり、定数項を右辺に移項させ、
f(x)=a
の形を作ります。
④そして、y=f(x)のグラフをかき、y=aとの交点の数を考えます。
※y=f(x)とy=aとの交点の数⇔f(x)=aの解の個数⇔f(x)=aを満たすxの個数
どちらの解法でも注意しないといけないことがあります。それは、
xの個数=θの個数とはならない
ということです。
xとはsinθ、cosθのことなので、x1つにつきθは最大2つ出てくるということです。
ただし、x1つにつき常にθは2つというわけでもなく、
x=±1となるときは、θは1つしか存在しないので注意してください。
(3)必要な知識
(4)理解すべきコア