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「風をいたみ 岩打つ波の おのれのみ くだけてものを 思ふ頃かな」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・「風をいたみ岩打つ波の」が「くだけて」を導く序詞

②助動詞と助詞の文法的説明

・「を」は間投助詞。「~を+形容詞の語幹+み」で「~が……なので」という意味を表す。

・「のみ」は限定の副助詞

・「て」は単純接続の接続助詞

・「かな」詠嘆の終助詞

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

風が激しく吹くので、岩に打ちつける波だけが砕け散り、岩は何ともないように、あなたがとてもつれないので、わたしだけが心を砕いて悩んでいるこの頃であるなあ。

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