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「花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・「ふる」は「降る」と「経る(ふる)」の掛詞

・「ながめ」は「長雨」と「眺め」の掛詞

②助動詞と助詞の文法的説明

・「は」は係助詞

・「に」は完了の助動詞の連用形

・「けり」は過去の助動詞の終止形

・「な」は詠嘆の終助詞

・「し」は過去の助動詞の連体形

③句切れ

・二句切れ

→「な」は終助詞

④現代語訳

桜の花の色は、はかなくも色あせてしまったなあ。長雨が降る間に。そして、同じように私の容姿も時間が経って空しく衰えてしまったなあ。ぼんやりと物思いにふけっているうちに。

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