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「恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ」の解説

①枕詞・序詞・掛詞

・なし

②助動詞と助詞の文法的説明

・「ぬ」は打消しの助動詞の連体形

・「ものを」は逆接の接続助詞

・「な」は強意の助動詞の未然形

・「む」は推量の助動詞の連体形

・「こそ」は係助詞(已然形結び)

③句切れ

・句切れなし

④現代語訳

あなたの冷たさを恨み続ける気力もなくなって、流す涙で乾くひまもない袖でさえ口惜しいのに、その上、この恋のために浮き名を立てられて、きっと朽ちてしまうであろう私の名が口惜しいことです。

⑤その他解説

・「わぶ」は補助動詞として使えば、「~し続ける気力がなくなる」の意味になる。

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