英作文の勉強法【よくある質問】

【質問パターン】

  • 英作文の勉強法を教えてください。
  • 英作文の勉強の仕方が分かりません。

【回答】

まず、英語の基礎である英単語と英文法がある程度学習できていることが前提になります。この2つの基礎がまだ固まっていない場合は、まずそちらの学習を優先してください。

※英単語や英文法などの勉強法については↓をご覧ください。

英作文の学習で重要なことは、

英作文で使える「表現のかたまり」をストックすること

です。

この表現のストックが多ければ多いほど英作文力は上がっていきます。

(1)「表現のかたまり」とは

英作文はストックされた「表現のかたまり」を組み合わせて書くものです。そのため、「表現のかたまり」をストックしておかないと英作文を書くことはできません。

日本語的に正しく単語を並べても、英語の文にはならないことがよくあります。この理由は、英語の文においては「この単語が来たら、次はこの単語が来る」「この単語に対応する単語はこれ」といったものが決まっているからです(コロケーションといいます)。

そのため英作文は、「表現をいくつかの単語のかたまりで覚え、それらをつないでいく」ことが必要なのです。

※以下に「表現のかたまり」の例がいくつかありますので、参考にしてみてください。

序論で使える英作表現

本論で使える英作表現

結論で使える英作表現

汎用性の高い英作表現

テーマ別英作文フレーズ集

(2)「表現のかたまり」をストックする方法

では、どのように表現のかたまりをストックすればいいのでしょうか。

それは、例文や模範解答をマネする(パクる)のが効率的です。

例文や模範解答などの英文で実際に使われている「表現のかたまり」を抜き出し、ストックしていきましょう。そして、ストックした「表現のかたまり」はテーマごとにまとめておくといいと思います。

英作文はマネをすることで上達します。

たまに、模範解答と同じ表現を使うことをためらう人がいますが、ためらう必要はありません。どんどんパクってください(模範解答も、所詮、誰かが書いている文から表現をパクったものの寄せ集めです)。

(3)実践

英作文の勉強法の基本が理解できたら、あとは実践しましょう。

実践をする上でのポイントは以下の4つです。

  1. 英作文の書き方の手順に従って書きましょう。
  2. 調べながら書いてみましょう。
  3. 書いた後は必ず見直しをしましょう。
  4. 新たな表現のかたまりをストックしましょう。

①英作文の書き方の手順に従って書きましょう。

英作文の書き方の手順はこちらにまとめてあります→英作文の書き方の手順

※参考:英作文の書き方でありがちな間違い

②調べながら書いてみましょう。

本番を想定した時間配分での練習でなければ、調べながら書いてみましょう。

  1. 今まで自分でストックした表現のかたまり
  2. 辞書や参考書などに載っている例文
  3. 模範解答

これらを調べながら書きましょう。

「その場で表現を生み出すのではなく、あくまで既存の表現の組み合わせで書く」

これが英作文上達の王道です。

表現が思いつかないのであれば考えるだけ時間の無駄なので、さっさと調べてしまいましょう。

③書いた後は必ず見直しをしましょう。

誤字・脱字のチェックはもちろん、他の人(採点者)が見て混同してしまいそうな文字がないかもチェックしましょう。

「自分が分かるか」ではなく、「採点者が分かるか」が重要です。この点を間違えないようにしましょう。

※参考:他人(採点者)が混同しない字で答案を書こう!

また、文法のチェックもしてください。

適切な語順になっているか、適切な品詞になっているかなどは特に注意してください。

※文法的に間違っている英作文の例→よくあるNG英作文

④新たな表現のかたまりをストックしましょう。

調べたり、教えてもらったりした「表現のかたまり」は必ずストックして、次回の英作文で使えるようにしましょう。

模範解答や添削してもらった英作文などで使えそうな「表現のかたまり」は全て抜き出し、自分のストックに加えていきましょう。

このように「表現のかたまり」をストックし続けていれば、ストックを組み合わせることによって、自分の書きたいことを英語で自在に書けるようになるでしょう


正しい質問の仕方

よくある質問一覧

【英語の勉強に関する質問】

英語の勉強法を教えてください。

長文系(現代文・古文・漢文・英語長文)の勉強法を教えてください。

英単語はどこまで覚えたらいいですか?

英熟語は勉強するべきですか?

英作文の勉強法を教えてください。