学習計画の立て方【よくある質問】

【質問パターン】

  • 学習計画の立て方を教えてください。
  • 〇月までに何をすればいいですか?
  • 何から勉強を始めればいいですか?
  • 長期休暇(春休み・夏休み・冬休み・GW)は何を勉強すればいいですか?
  • 〇〇というい問題集はどれぐらいやれば間に合いますか?
  • 入試までに間に合いますか?
  • 〇点を取りたいです。/ 〇位になりたいです。/ 〇〇に成績で勝ちたいです。
  • 偏差値〇〇まで上げるためには何をすればいいですか?
  • 1日何時間勉強したらいいですか?
  • 過去問(赤本)はいつから始めたらいいですか?
  • 過去問(赤本)にはいつ取り組めばいいですか?

これらの悩みは、「受験勉強の基本」を理解した上で、学習計画を立てることで解決できます。

今回は学習計画の立て方について解説します。「受験勉強の基本」については↓の記事をご覧ください。

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【回答】

学習計画に限らず、何らかの計画を立てるときに最も重要なポイントは、「目標から逆算して計画を立てる」ということです。

このポイントさえ押さえておけば、失敗することは少なくなります。しかし、目標から逆算せず計画と立ててしまうと、場当たり的になり、上手くいかないことがほとんどです。

そのため、まずは目標を設定し、その目標から逆算して計画を立てるようにしましょう。

※必ず自分で学習計画を立てるようにしましょう。「学習計画を立てよう」と言ったときに、自分で立てようとしない人が結構います。「自分で目標を設定し、その目標から逆算して計画を立て、その計画を実行していく」という能力は、受験勉強だけでなく、その先の人生においても大いに役に立つものです。そのため、受験勉強を通してこの能力を養いましょう。また、目標を設定することでモチベーションが上がるという効果もあるので、やはり「自分で」学習計画を立ててみることが重要です。

それでは、学習計画の立て方の順番を解説していきます。

①目標を設定する

▹長期的には、高3の夏休み中、あるいは、夏休み明けぐらいから本格的に過去問対策を始められるような学習計画を立てましょう。そのために、高3の夏休みまでに基礎事項の網羅を終わらせる(使用する問題集の周回を終わらせる)のを目標にしましょう。

▹中期的な目標としては、重要な模試や定期試験などを目標としましょう。日程を確認し、出題範囲を確認しましょう。そして、点数や順位などを目標に設定するとよいでしょう。

※受験勉強においては、長期的計画=入試までの計画、中期的計画=次の模試や試験までの計画、短期的計画=数日~1ヶ月程度の計画と定義するようにしています。

※「過去問(赤本)にはいつ取り組むべきですか?」という質問もよく受けます。上記の通り本格的な過去問研究は高3の夏休み以降ぐらいから取り組むのが理想的ですが、「とりあえず1~2年分の過去問を経験しておく」というのは、長期的な計画を立てるためにも、早めにやっておいた方がいいでしょう。実際の過去問から傾向や難易度を分析すれば、やるべきことがよりはっきりと見えてきます。そのため、志望校が決まっているのであれば、なるべく早めに、高3の早い時期や、あるいは、高2の時点でも、1~2年分の過去問を解いてみることをオススメします。↓に過去問(赤本)の学習方法についてまとめています。

②目標までにやるべきことをリストアップする

中期的な目標達成(定期試験や模試)のためにやるべきことをリストアップします。

※模試や定期試験の点数・順位・偏差値などを目標にする場合は、出題範囲を確認して、目標を達成するのに必要なことをリストアップしましょう。目標達成に必要なことを全て、必要なだけ周回することができれば、理論上はどんな目標でも達成することが可能になります。

※模試や試験を受けた後は、それまでの学習計画を反省することも重要です。そして、改善点を次の学習計画に生かしましょう。このような中期的な、「目標設定→計画作成→計画実行→反省・改善→次の目標設定→……」の繰り返しこそが受験で成功するための鍵です。

③月毎の計画を立てる

目標までにやるべきことをリストアップすれば、月毎のやるべきことが明確になります。

そこで、周回を前提とした計画を立てましょう(「~の◇周目を〇〇までに終わらせる」など)。

※周回の重要性については↓の記事で解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

④週毎のやるべきことを整理する

月毎のやるべきことから週毎のやるべきことを整理します。

※日毎で計画を立ててしまうと柔軟性が低くなるので、週毎ぐらいまでにした方がいいです。


これで今やるべきことが明らかになります。

また、「どれぐらいやれば目標までに間に合うか」「そもそも目標までに間に合うかどうか」も明らかになります。

ちなみに、「1日何時間勉強したらいいですか?」という質問もよく受けますが、必要な勉強時間は事前に明確に決まるものではなく、やるべきことをやることで「〇時間勉強した」と、結果的に決まるものです。

そのため、「〇時間勉強する」と決めるよりは、やるべきことを明確にして、それをやり切るようにするのが本来的です。

また、計画は予定通りに進まないものです。計画を進めながら、常に修正・改善をし続けましょう。


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学習計画の立て方を教えてください。

どの問題集を使ったらいいですか?

1日何時間勉強すればいいですか?

テストや模試はどのように復習すればいいですか?

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